カテゴリー: 施主の注意ポイント

絶対してはいけないこと2


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

家づくりにおいて、「絶対してはいけないこと」の第2段です(*´▽`*)

1、家の中に、プールとか、露天風呂ををつくる。
昔、テレビで、住宅の番組で取り上げられていた新築の家は、1階にプールを作り、
2階3階を、居住スペースにしていました。
プールには、自分の子どもや、子どもの友人たちが入って楽しい、と言っていましたが、
これは、絶対にやってはいけません。

家の天敵は何か、皆さんご存知ですか?
家の一番の天敵は、「カビ」です。
家の中に、水分、湿気があると、必ずカビます。そしてカビれば、家人の肺は病気になります。
ですから、家のなかは、極力、水分が出ないように、設計する必要があります。
施主はそれをご存知ないから、面白がって、こんな家を作ってしまうのですが、
室内にプールや露天風呂があれば、1~2年で、カビが家全体に蔓延し、家人の健康を害することになります。

テレビで見ると、「かっこいい」とか思う人が多いと思いますが、
皆さんは絶対にこういうことはしないようにしてください。

(続く)

絶対してはいけないこと1


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

家づくりにおいて、「絶対してはいけないこと」をいくつか書きますね(*´▽`*)

1、屋根のない部屋をつくる。
先日、テレビで、住宅の番組で取り上げられていた新築の家は、けんぺい率オーバーを防ぐため、
ロの字型の家にし、家の中心は中庭兼LDにし、屋根を作っていませんでした。
屋根がない部分は、屋外とみなされるため、けんぺい率が適用されないからです。

屋根は雨を防ぐ大切なものです。
この家は、降雨時は、中庭の上にテントを張って雨をよける、と言っていましたが、
隙間から雨が入り、水分・湿気がたえず家の中に存在するため、家が必ずカビます。
施主はそれをご存知ないから、こんな家を作ってしまうのですが、
数年するうちに、カビが生えてきて、家人の健康を害することになります。

そして、屋根の中には断熱材が入っています。
ですから、屋根がないと、夏暑く、冬寒くなります。

テレビで見ると、「かっこいい」とか思う人が多いと思いますが、
こういう家は、夏暑く、冬寒く、数年でカビが増え、健康に害があり、家の耐久性が落ちます。

皆さんは絶対にこういうことはしないようにしてください。

(続く)

新築間取りの正しい考え方7「雨戸」


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

今日は、「新築間取りの正しい考え方」第7弾です。

皆様、雨戸はどうしていますか?。
雨戸を付けないかたがいますが、雨戸は以下の理由で絶対必要です。

1、台風・強風
台風や強風のとき、雨戸が無いと、とても不安です。強風でものが飛んできて窓が割れたり、あるいは、屋根がぶっ飛んでしまう、ということさえあります。

2、遮光
雨戸は、日を防いでくれます。冬は日を入れて部屋を暖かくしたいのですが、夏は日が入れば入るほど部屋が暑くなってしまいます。カーテンやブラインドも日を防ぎますが、
データでは約80%の熱が入り、雨戸を設置はほぼ100%防ぐことができます。
ただ一つ問題があるのは、「外が見えなくなる」、「風が通らない」、ということです。

そこで、私は、ルーバー雨戸をよく使います。 *ルーバー雨戸
ルーバー雨戸半開

これは、雨戸がルーバーになっていて、閉めれば、完全な雨戸になります。
日を入れたくない夏は、全閉にすると、日が入りませんので、部屋の中が暑くならず、とても重宝します。 また、夜の防犯が必要なときも、全閉にします。
時期としては、夏と、夜に多用します。 *全閉
ルーバー雨戸 閉

つぎに、「少しだけ日を入れたい」、とか、「少しだけ外を見たい」、とか、「風を通したい」、というときには、半開にします。
風が通るので気持ちよく、かつ、屋外から室内はほとんど見えないのでとても重宝します。
時期としては、春や秋に多用します。 *半開
ルーバー雨戸半開

そして、「完全に日を入れたい」、とか、「完全に外を見たい」、とか、「風を通したい」、というときには、全開にします。
風が通るので気持ちよく、かつ、日がたくさん入るので部屋が暖かくなり、とても重宝します。
時期としては、冬に多用します。 *全開
ルーバー雨戸全開

雨戸は、あとからでも設置できるのですが、最初に付けておいたほうが割安に済みますし、最初から雨戸があるほうがそもそも便利です。
「明日、台風がくるから、今日、設置して!」と頼んでも、寸法計測・設置方法検討・発注・搬送納入・施工に最低10日はかかるので、対応できるハウスメーカーはゼロです。

雨戸は、できるかぎり、新築時・リフォーム時に設置したほうが賢いです(*´▽`*)

新築間取りの正しい考え方⑥どうしてもロフトを作るときは?


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

今日は、「新築間取りの正しい考え方」第6弾です。

前回、「ロフトはデメリットが多いから、作るな!」とお伝えしました。
しかし、「どうしてもロフトを作らなければならない時」の、正しい考え方をお伝えしますね(*´▽`*)

ロフトを作る際、注意すべきことは以下です。

1、窓を付ける。
ロフトは風通しが悪いです。ほこりがたまりやすく、かならずカビが発生します。
そのため、必ず窓を付けてください。

2、換気扇を付ける。
「ロフトだから換気扇は不要」という人がいますが、全く見当違いです。
ロフトは風通しが悪いので、ほこりがたまりやすく、かならずカビが発生します。
そのため、必ず換気扇を付け、24時間換気することが大切です。

3、ロフト梯子はつけず、特注ロフト階段を作ってください。
*特注ロフト階段を上から見下ろした写真
DSC02412

前回お伝えした通り、ロフト梯子は危険ですから、絶対に付けないでください。
できるだけ、階段にしてください。階段は安全です。

では、なぜ、多くの人は、階段を付けず、ロフト梯子を付けるのか?
その理由は、ひとつは、「上記欠点を知らないから」、です。
そして、もう一つは、「安価だから」、です。
ちなみに、普通の階段は20万円ほどで、ロフト梯子は3万円ほどです。

そこで、特注ロフト階段を作ってください。
これなら、前向きで下りることができるため、安全です。
DSC02415

金額は10万円ほどかかりますが、身の安全を確保するためには、必要な額と、私は思います。

ロフト梯子で、足を滑らせ大怪我をして、治療費で本来不要なお金がかかり、長期間、仕事を休んで無収入になるより、
前もってお金を出し、安全なロフト階段を作り、怪我をしないで、一生健康でいられるほうが、はるかに大切なことです。

新築間取りの正しい考え方⑤ロフトは作るな!


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

今日は、「新築間取りの正しい考え方」第5段です。

ロフトにあこがれる人が多いですが、ロフトを作るのはあまり良くないです。
理由は以下です。

1、暖房効率が悪くなるため、冬、部屋が寒くなる。
2、荷物の出し入れが面倒なので、荷物を入れっぱなしになり、荷物の出し入れをしないため、ほこり、かび、虫が増え、非常に非衛生的。
3、ロフトは天井高が1.4m以下と決まっています。そのため、10才くらいまでの子どもなら活用できますが、中学生以上になると、天井高が低いため、とても使えにくい。

多くの施主さまは、「ロフトは安価」、ということで、安易にロフトを作ってしまいます。
しかし、安価といっても、ある程度はかかるわけです。
そんなお金があるなら、そのお金で、普通の家具を買ったほうが、はるかに便利です。

また、ロフトを使う場合、ロフト梯子を使います。
これが、また、危険です。
とても不安定な体勢で、上り下りします。

階段というのは、本来、前に歩いて、上り下りします。
進む方向をしっかりと見ることができるため、「前に進む」動きが、一番安全なのです。

しかし、ロフト梯子は、降りるとき、お尻から降りる必要があります。
進む方向を見ることができないのです。
そのため、足を踏み外し、床に落ちる、という事故が、よくあるのです。

実際、私もそういう事故を起こしたことがあります。
それは、工事現場だったのですが、ロフト梯子を降りるとき、足を踏み外し、床に落ち、ろっ骨を骨折しました。
肋骨の骨折は、手術ができず、ただ安静にするのが治療法だそうで、実際、私は、2ヵ月もの間、寝たきりになりました。

ロフトはかっこよくて、あこがれる人がいますが、そんなお金があるなら、
家具を買ったほうが、はるかに便利であることを、お伝えしておきます。

新築間取りの正しい考え方④だから一部を貸し出せ!


前回、「住宅ローン破綻している人が多い」、「住宅ローンに苦しんでいる人が多い」
という事実を伝えました。

だからこそ、自宅の一部を貸し出せるようにしておくことが大切なのです。

アメリカでは、自宅に地下室を作って貸し出すのが、当たり前になっています。
自分がもし経済的に苦しくなったら、家賃で食っていけるように、アメリカ人は皆、そういう家を建てるのです。

日本では、地下室を作るのはかなり高価なので、地下室ではなく、左右に分けるなどにするのが良いです。
あるいは、1階全部と2階の半分を自宅にして、2階の残り半分を貸し出せるようにするなどが、賢い分け方です。

こういう話は、家を買って長年住んだことのある人は、よく理解できるのですが、
はじめて家を建てる人は、人生経験が少ないため、先々のことをあまり想像できないため、
貸し出せる家を作らない人が多いのです。

賢明な皆様は、自分が50代以上になったときのことをよくシミュレーションして、
生活に困らない家を建ててくださいね(*´▽`*)

10万人が住宅ローン破綻し100万人がローンで苦しんでいる現実


正確な統計は無いらしいのですが、ざっくりした統計では、
10万人が住宅ローン破綻し、100万人が住宅ローンで苦しんでいるそうです。
まあ、私もその一人です(>_<)
住宅ローンが苦しくて、夫妻ともに朝から深夜まで働いています。

私も含め、なぜか人は家を建てるとき、「充分に払っていける。大丈夫」、と思うようです。
その理由は、おそらく、皆、若いうちに家を建てるからだと、私は分析しています。

20代30代というのは、子供がいないか、あるいは小さいため、あまりお金がかかりません。
そのため、ある程度、裕福なのです。
その裕福なときに家を建てるので、生活が苦しくなる、というのが想像できないのです。
実際、私もそうでした。

しかし、40代50代になると、子供が大きくなり、学校にお金がかかるようになったり、
子どもが成人すれば、「車がほしい」となり、半分は親が出す、などとなったり、
あるいは、自分や自分の家族が病気などをし、急に、結構な通院費・入院費がかかったり、
あるいは、リストラになり、しばらくは雇用保険がおりても、再就職で給料が大幅に下がったり、
あるいは何かトラブルがあり、急な出費が必要になるなど、いろいろとお金がかかるようになります。

ローンを抱える前は、裕福だったのに、ローンを抱えたあと、だんだん苦しくなり、
かつ、上記のようないろいろな理由で、生活が苦しくなっていくのです。

その結果、10万人が住宅ローン破綻している、とか、100万人が住宅ローンに苦しんでいる、
という現状になっているわけです。

家を建てる人全員が、家を建てる前に知っておきたいことだと思います。
*私を含む(>_<)(*´▽`*)

新築間取りの正しい考え方③階段での注意点


皆さま、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

今日は、「新築間取りの正しい考え方」第3弾です!(*´▽`*)

階段でこけると、軽傷では済みません。かならず重症になります。
私の家族は昔、階段でこけたことがあり、背骨を強打し、1ヵ月以上、入院しました。
それくらい、階段は危険な場所ということです。

階段でこけないためには、3つの注意点があります。

1、滑り止めを付ける。
DSC02399 滑り止めが無いと、当然、滑りやすいので、こける可能性が高まります。
滑り止めが無い階段でこけた経験のある人は、少なからずいます。
そして、当然、重症になり、そのときやっと、滑り止めの重要さを、知ることになります。

滑り止めなど安いものです。絶対に最初に付けてくださいね(*´▽`*)

2、手すりを2段にする。
DSC02397 人が階段でこけたとき、何かつかむものがあると、少しでも安全です。 そのため、手すり1本より複数あるほうが、つかめる確率が高まります。
そのため、写真のように、低いところに、もう1本付けるほうが安全です。

また、低いところに手すりがあると、小さな子供も使えるので、子供にどって安全です。
なお、「子供は元気だから、手すりは不要だろう」、と考えるかたがいますが、
まったくの間違いであることを、お伝えしておきます。

3、滑りにくい床材を使う。
DSC02399 大半の人は、フローリングと同じ建材で、階段を作ります。
しかし、フローリングというものは、もともとが、滑りやすいのです。
そのため、滑りにくい建材、たとえば、コルクとかカーペットなどにするのが賢明です。
滑りにくくなり、安全になります。

「手すりや床材など、あとから何とかしよう」、と思うかたが多いですが、
皆、仕事や生活に追われ、「それをする時間がなかなか無い」、あるいは、
「ローンで苦しいので、大工さんに頼むお金が無い」、というのが、現実です。

そういうかたが、「その間に、こけて、後悔」するのです。
「その話を聞いていたのに、まあ大丈夫だろうと思い、対応していなかった」
という人が多いことを、お伝えしておきます。

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)

新築間取りの正しい考え方②寝室は1階に作る!


皆さん、こんにちは~!
間取り先生(*^▽^*)で~す!

今日は、「新築間取りの正しい考え方」第2弾です!

大半の施主さまは、残念ながら、2階に寝室を作っています。
多くの人は、30代~40代といった若いときに家を建てます。
そのため、自分が50代~70代になったときのことが、よく分からないのです。

若い時に2階建てを建てた人の多くが、50代以降になると、こういいます。
「寝室が2階にあるから、つらい。1階に作ればよかった」、と。

まあ、当たり前と言えば、当たり前なのですが、大半の人は、今の自分しかイメージできませ。
そのため、今の自分が良いと思う家、すなわち、2階に寝室がある家を建ててしまうのです。

たとえば、35才で家を建て、75才で他界するとします。すなわち、40年その家に住むとします。
すると、35才~55才までの20年間は、問題ないのですが、55才~75才までの20年間は、つらいわけです。

すなわち、「40年のうちの半分の20年が、つらい家」、を、皆さん、建ててしまっているわけです。
だから、「95%が間取りをやり直したい」などという、悲惨な現状になってしまっているのです。

正しい家づくりは、「40年のうち40年とも、楽な家」、です。
そのためには、寝室は1階に作るのが当たり前なんです。

皆さんは後悔しないよう、充分注意して家を建ててくださいね!

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*^▽^*)

新築住宅、注文住宅の間取りの正しい考え方①改造できるようにしておく


【新築間取りの効率的で一番良い正しい考え方。改造自由度の高いおすすめの間取りのご紹介 第1弾目次】

残念ながら、大半の施主さまは、かなり浅い考え方で、中途半端な間取りを作ってしまいがちです。
具体的に言うと、「家族はいずれこうなる、という将来像を考えてない」、「時間軸を気にしていない」、ということです。

家の性能、設備の機能性、施主の好みやこだわりだけを考え、一番大切な「家族の変化に対応できる家」という観点が少ないのです。

新築住宅は、本当は、少し先の将来からずっと先の将来まで見据えて、広い視野を持って、隅々まで考え抜いた間取りのマイホームを考え採用することが重要です。そうすれば、前者とは比較にならないほど良い間取りをつくることができ、最大の成功をおさめることができます。

以下にその例を分かりやすくまとめ、改造度が高いレベルでの基本型やその理想の形の作成における情報と条件を、これから解説致します。

【家族構成の3つの変化を取り入れチェック。(現在)夫婦のみ→(将来)子を持った時→(老後)子の独立後】

家族構成はたいてい以下5つの形態があり、それぞれに合わせた複数の間取りタイプを抑える必要があります。
1、(今)夫婦2人。

2、(近い将来)夫婦2人の他に、子どもを持ったことで、ファミリー全員の人数が1人~3人増える。*家族の集中時期。増員に対応できる大きく余裕ある床面積(階数)を確保する一方でプライバシーの確保。

3、(その先)子が独立し、夫婦2人に戻る。*家族の分散時期。余った部屋の有効活用。

4、(かなり先)子が戻ってくる場合があることも知っておく。*家族が再びつながる時期。


5、(老後)夫妻が他界したあと自宅をどうするかを考え、実現する可能性が高い老後のライフスタイルを複数仮決めしておく。

【大半の施主は上記の点をほとんどを考えず、1人よがりの間取りをつくり、住みにくいお家を選んでしまっている】

人は家に、たいてい40年ほど住みます。
たとえば、35歳で建て、75歳で他界するなら、40年過ごすわけです。
上記1~2の時期は、子供が独立するまでですから、20年前後です。
その後、3の時期が20年前後になります。
もし、4が発生した場合は、3が10年で、4が10年、という計算になります。

すなわち、40年住むうちの、最初の約20年のことしか頭になく、将来に向けての目線が少なく、上記項目のほとんどを考えず、安易な間取りづくりを進めている、ということになります。
こんな状態なので、「95%が間取りをやり直したい」、という結果になってしまっているのです。

1の時期は、夫婦2人だけですから、単純に言えば、1LDKで住むことができ、2LDKもあれば充分です。現在は、子がいない、あるいは持たない夫妻も増えていますから、狭くてもいい、平屋でもよいという考え方もできます。坪数でいえば20~30坪で足ります。
子が2人できたなら、2の時期は、最低3LDKは必要になるわけです。夫婦が1室+子2人で2室で、3LDKです。物の片付けに使えるウォークインクローゼット等の収納納戸は別に設けます。そして坪数でいえば30~40坪でしょう。もちろん経済力のある人は50坪でも100坪でもよいです。

しかし、3になると、また夫婦2人だけに戻るので、3LDKは不要で、家の半分が空いてしまいます。子が独立した人の家は、たいてい子供部屋が空いていて、完全に「ムダ」になっています。

空いた部屋は、本当は、貸し出すなどすれば、お金を生み出すことができます。しかし、貸し出すこともなく、人が住むこともない部屋は、全く「ムダ」な空間になり下がります。これを読んで、非常にもったいなく感じるのは私だけではないはずです。

人は30代40代のうちは、恋愛に対しても仕事に対しても情熱が強いため、雇ってもらいやすいですし、給料も上がることが多いです。しかしながら、50代60代になると、人生がマンネリになるため、いろんなことに対する情熱が落ちてきます。
すると、給料が上げどまったり、下手をするとリストラに合うこともあります。実際、リストラに合う年代は50代60代です。
50代60代はすなわち3の時期であり、3の時期は1~2LDKのみ必要なので、家の半分を貸し出せば、リストラに合っても、家賃でなんとか食いつなぐことができます。こういう目的にも対応できる家にしておくことが大切です。

ですから、1と2の時期は3LDK~4LDKの新居を建て、3の時期はプチリフォームで家の半分を貸し出せるような間取りにしておき、4の時期には2世帯にリフォームできるような間取りにしておくことが、新築間取りを考える上で、とても重要なことです。将来起こりうる色々なケースを十分に考えて欲しいものです。
しかし、残念ながら、そこまで考えて間取りを作っている人は、ほとんどいないのが現実です。

【シンプルに思った事すべてに可変できる間取りにしておく】

ちなみに、私の自宅は、将来起こるであろう全ての変化・暮らしに対応できリフォームができる形状間取り構造の建物にしていますので、一つの実例として参考にしてください。
1と2の時期(新築時):4LDK(夫婦2人と子3人までに対応)
3と4の時期:私たち夫婦が家の半分(2LDK)を使い、家の半分をプチリフォームし3LDKに改造し貸し出せるようにしています。貸す者(私達夫婦)と借主が壁や扉一枚で区切る場所の扉は鍵付きにします。
5の時期:私たち夫婦がそのまま2LDKに住み続け、余った部屋を貸し出し用として、他人様に賃貸ししたり、あるいは我が子世帯に無料または安価に貸し与え子世帯が経済的に楽に暮せるようにしています。

もろろん世帯が複数になることを見込んで、借主が出す騒音や、ペットの声が聞こえないように、壁は防音壁にします。
そして当然、車は必要な分(私たち2台+貸出用〇台)を駐車できるようにしています。また各自の駐車コーナーからはみ出し、他者の駐車場を使ったりすると、互いにイライラが募ります。そこで貸主が前(南)で借主が裏(北)というふうにグループごとに2つの分けるという小さなしかし大切な工夫もしています。

家づくりに「考えすぎ」というものはありませんから、考えられる要素はすべて行うことが大切です。

【上記1~5において重視するべき注意点とコツ】

<ライフスタイルの変化>

一戸建てでも集合住宅(アパートやマンション)でも同じです。


1、夫婦2人の時期:

・新築時は後悔しないよう一番使いやすい間取り、快適な家を建てる。

・各部屋個室を明るくできる採光計画、日当たりが良くなる窓計画。

・吹き抜けのメリット(採光と開放感)とデメリット(寒くなるので光熱費アップ)の比較検討。

・動きやすい動線の確保。LDKとトイレとの動線、来客時の動線、外出帰宅時の服やかばんの取り出しやすさ仕舞いやすさなど。

・家事(料理する、洗濯する、物を干す)における人の自然でスムーズな動き(流れ)に合った水回り室の間取り。

・料理調理・給仕・後片付けしやすいキッチン配置、カウンターの設置、対面か独立かの比較検討、効率的な収納の形状と量、便利な家電設備のチョイスとその高さの検討、使いやすいスッキリした家具計画。

・農薬塩素残留が多い上水道の浄化方法、または宅配ミネラルウォーターを取り入れる際の設置方法、場所。

・座りやすい食べやすいテレビを見やすい明るい、そして必要十分広くしたダイニング。

・買い物帰りに使いやすいパントリー(食品庫)の位置と形状。

・くつろぎ使いやすい広さにゆとりのあるリビング。室内空間(広く高く感じる)の検討。

・洗面所のサイズ、洗面化粧台の配置位置。

・脱衣場のサイズ、タオルやハンガーや洗剤その他多くのものの収納形状。

・洗面室(洗濯機やランドリーがある場所)から物干し場へのスムーズな動線。

・浴室の形状グレード。窓(換気、採光)の選定。

・来客時における玄関へのスムーズな動線、接客しやすい玄関ホール形状。

・来客室へのお茶出しのしやすいスムーズな動線。

・外出時と帰宅時における着衣と持ち物の収納といった生活しやすいストレスのないクローゼット(ウォークイン、ウォークスルー)計画。そして、どういう家具を買うのか?あるいは作るのか?

・壁フックを付ける壁の確保。

・テレワークや自営業者のための書斎・スタディルーム・仕事室の設置。資料類の収納。

・ユーチューブをする人は編集部屋やスペースの確保。

・熟睡できる寝室の配置場所と構造。健康被害が急増している電磁波と化学物質の悪影響を避けるまたは軽減させてくれる対策。

・寝室を2階に配置する場合は、1階LDKと廊下階段と2階寝室の動線の良さ。

・家族がくつろいだり昼寝したり子供が遊んだり病人を介護するための和室(畳の部屋)の確保。

・布団干し・洗濯もの干しのためのバルコニーベランダの設置とそのサイズ。降雨時の屋根を設けるかどうかの比較検討。

・2階エアコン室外機の設置場所。修理交換しやすい位置の検討。

・間取り図を手に持ち実際に動いてみて自分がどう動くことになるのか?どう暮らすことになるのかを想像しどういう生活になるのかをしっかりイメージする。

・数千万円という大金を払うという人生の最大事に対し正しい対処、金銭負担に対し、深い検討ができているか?


2、夫婦2人の他、家族(子供)の人数が1人~3人増えた場合:

・赤ちゃんが生まれた時の赤子を育児しやすい部屋形状。

・お母さんが赤子を世話しながらかつ休憩できるスペースたとえば母子室の確保。

・夫婦がテレビを見ている最中に赤ちゃんが寝ることが多い、その場合のテレビの音声や夫婦の話し声が赤ちゃんの眠りを邪魔する心配のない部屋計画と家具配置。

・子育てしやすい部屋形状、健康的で安心な建材の選定。

・赤ちゃんの服やおむつなどの収納方法と家具形状。

・おむつの便を捨てるトイレまでのスムーズな動線と、おむつごみ箱の形状と設置位置の工夫。

・ベビーカーの最適な設置場所と楽に取り廻せる移動方法。

・子供が増えるに従い必要となる子供部屋(個室)の最適な設置場所。勉強しやすいスペースの確保。たくさん増える靴や服のシューズボックスやコート収納や服のクローゼットなど収納家具は最初から多めに確保用意しておく。子どもの成長はあっという間です。

・子どもが1人なら、2人なら、3人なら、どうするか?という検討。

等々。

3、子が独立し、夫婦2人に戻った時:

次に、成長した子供が最終学校を上がり入社するため独立し実家を離れたあと子供室をどう利用活用するかを考慮しておくことが大切です。

子供室は一部屋だいたい2~300万円くらいかかっています。子どもが10才~20才の10年だけ使うと、コストパフォーマンスは非常に悪いです。リビングや寝室などの居室は40年で500万円くらいですから、コストパフォーマンスは4倍悪いです。

そこで子供独立後の子供室を別用途に変更するリフォーム・リノベーションをすると、コストパフォーマンスが良くなります。たとえばワンルームに改造して貸し出すとか、オフィスに改造して自営業をするなどです。

なお、新築時にその計画をあらかじめしておくことが大切です。なぜならあとから計画するのはうまくいかないことがほとんどだからです。


4、子が戻ってきたとき:

独りのままか、あるいは結婚して夫妻(2人)なのか? 夫妻の場合は、キッチン、洗面台、フロ、トイレを新築時に設置しておくことが大切です。なぜならあとからやろうとしてもうまくいかないことがほとんどだからです。

あとからやる可能性がある場合は、新築時に施工せずとも、その場所の確保と、詳細な検討と設計をしておくことが重要です。また、あとからではほとんどできない「配管の事前設置」などを済ませておくことが大事です。


5、夫妻が無くなったあと自宅をどうするか?:

子に譲るのか売却するのか?売却する可能性があるなら売却しやすい便利な場所(土地)を買っておくことが大切です。そして中古住宅を探している多くの家庭(買主)が購入したいと思える魅力ある人気が出やすい間取り・設備・外観・外構の住宅にしておく、そこまでの意識を持つことが大切です。

【ハウスメーカー、工務店選びの大切さ】

上記のような詳細なことまで考えることができ、最高の間取り・家づくりを提案してくれるハウスメーカー・建築業者を選ぶことが大切です。

住宅展示場モデルハウスは、あくまでも当該ハウスメーカーの特徴やインテリアデザインを見せているだけのものです。料理することや、その給仕後片付け、ゴミストックと毎週3回のゴミ出し、洗濯と物干し、物干し後の畳みとその収納、LDKとトイレの行き来、1階と2階との行き来、来客時のお迎えやお茶出し、毎日の掃除(掃除機や雑巾かけ)、窓や雨戸の開閉、といった施主の毎日の生活を考えて作っているわけではありません。

しかし多くの施主は、きれいなモデルハウスや、おしゃれなモデルルームや、きれいなパンフレットや、きれいな図面といった表面のサービスだけに満足してしまい、それ以上のこと、すなわち一番肝心な「生活」を考えることがありません。結果、「95%が間取りをやり直したい」という現状につながっているのです。

注文住宅を建てる際は、かならず「生活」のことを熟考し、深く検討し、最高に住みやすい間取りをつくり、最高に便利な設備を選び、最高に安心な建材を選び、最高の家づくりをおこなえるよう、頑張ってください。

95%の施主のように「住んでから失敗だった」と後悔することは絶対避け、「私の家づくりは大成功だった」、「大満足だ」と思える結果になるよう頑張りましょう。そのためには、多くの施主の失敗から学び、最高の設計プラン計画・住まいを提案提供してくれる業者を選ぶことが大切です。

【新築リフォームをなさる方のサポート。設計。ハウスメーカー業者選び。工事監理、監修】

上記いろいろなことを書きました。しかし大半の施主様は結局は全てのことを考えきることは不可能ですし、「何がわからないのかが分からない」という状態になるのが普通です。実際、家づくりは「大変に難しい」と言わざるを得ません。

ハウスメーカー・施工会社との契約についても、大半の施主様が、「何を確認すればよいのか」が分かりません。私にご依頼いただけましたら、密なコミュニケーションをし、ご予算・建築費用・ご希望・ご要望に合わせた最高最善の家をご提供させていただきます。

家づくり、新築、リフォームに関しては、全国規模の活動、幅広い膨大な知識・アイデアを持っている上田までお気軽にご相談ください。上田は全国が業務範囲ですので、近い、遠方問わずご相談ください。もちろんご相談は無料でございますのでご安心ください。

上田への業務依頼は、間取りづくり・資金コスト計画から完成までという一括でも、あるいは間取りだけとか、インテリアデザインだけとか、外構だけとか、確認申請だけといった部分のみでも、対応させていただきます。

また対象物件は小さな看板などから、大きな施設まで、対応しております。

また上田仕事ぶりの様子は、「施主様のご感想お声ページ」をご覧いただき、施主様から上田への評価をご参照ください。「上田さんに依頼してよかった」というご評価をいただいております。

アドレス: ueda@uedayasumasa.com

PS:~2023年、家づくりの完全無料相談をご登録ご請求ご予約いただいた多くの施主様に対し、いろいろなコツを伝授させていただいたサイトを、過去メルマガにて配信いたしました。その内容を今回、一つのコラムとしてシェアさせて頂きました。

メールでの無料相談・お問い合わせはこちら

TEL&FAX 0749-20-1584 ※平日・土日祝問わず、お気軽にお電話ください