カテゴリー: 施工に関して
基礎の監理2
皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!
Nさま邸の基礎工事が終わりました!(*´▽`*)
基礎工事は、施工不良、欠陥が発生することが多いため、とても慎重に監理する必要があります。
今回、施工業者さまは、私の指示通り、素晴らしい施工をしてくださいました。
【あばたやジャンカといった欠陥がない素晴らしい肌上り(はだあがり)】
.
【欠陥例1:あばた *某ハウスメーカーの基礎】
【欠陥例2:ジャンカ *某ハウスメーカーの基礎】
基礎工事は、肉体労働の中でも、かなりきつい労働であるため、あばたやジャンカその他の欠陥が
「発生するのが当たり前」といってもいいくらい、欠陥が生じやすい工程です。
欠陥が発生してから、文句を言っても、作り直しは、ほとんど、なされません。
なぜなら、基礎は200万円くらいかかっており、これを作り直すとなると、最初の施工費200万円、
解体費50万円、2回目の施工費200万円、合計450万円もかかってしまうからです。
そのため、欠陥が発生しても、作り直すことは、ほぼありません。
「作り直さない理由」=「施主さまは素人だから」
施工さまは素人なので、あばた・ジャンカ・その他の欠陥を見抜くことはできませんので、
欠陥があっても、そのまま、工事は続行されるのが普通です。
そのため、欠陥が発生しないように、事前に、「ここはこうして。あそこはああして」と、
施工方法や注意点を、具体的に指示し、しつこいほど念押しすることが大切です。
一方、施工側としては、あばたやジャンカその他の欠陥を作らないためには、
相当の難しさ・身体的苦痛・努力・根気強さが必要ですが、
ハウスメーカー・工務店さまは、自社を選んでくれたお施主様の幸せを第一に考え、
精一杯、努力くださることをお願いいたします。
宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)
Nさま邸 基礎監理
皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!
Nさま邸が着工しました!(*´▽`*)
ただし、着工したとばかり喜んでいられません。
完成するまでの半年間、ちゃんと施工がなされているか、非常にこまかく検査しなければなりません。
人間がすることですから、間違いが起こるのが普通ですから、監理というものが必要になります。
基礎工事では、数多くの検査ポイントがありますが、ほんの一部をご紹介します。
【設計どおりの鉄筋が使われているか確認します】
【設計通りの基礎高になっているか確認します】
【ベース筋下の「かぶり厚」というものを確認します】
【人通口の補強が設計通りなされているか確認します】
その他にも沢山のポイントを検査するのですが、人がやることなので、間違いは多いです。
設計通り施工されていないと、家の強度は落ちてしまいますし、
行政の検査は、上記のような細かな点は、検査しないので、ほとんど当てになりません。
基礎屋さんとか、大工さんとか、その他肉体労働では、間違いが多く発生します。
その理由は、「肉体を酷使するため、頭脳の働きが悪くなるから」です。
肉体労働をしたことがある人なら分かりますが、肉体労働中は、本当に頭が働かなくなります。
これは、力を出すために、血やエネルギーが肉体のほうが行ってしまうからです。
そのため、脳に血・エネルギーが回らないのです。
なにかの事故があると、よく、「どうしてそんな簡単なミスをしたのか?」
などということがありますが、肉体労働とはそういうものなのです。
私は、設計という頭脳労働をしていますが、日曜大工などの肉体労働をすることは、
山ほどあり、そういう時は、机上での頭脳の2~3割しか、頭が働きません。
肉体労働に間違いは付きものです。
だからこそ、監理が必要になります。
皆様は、監理の重要性を認識し、かならず監理者を雇ってくださいね。
ちなみに、現場監督は、監理者ではないので、ご注意ください。
監理者とは、当該施工会社の人ではなく、第3者の立場にある人のことです。
「現場監督が監理をしてくれるだろう」と思って、第3者の監理者を雇わない人が多いですが、 そういう家の多くに、施工間違いがあるのが普通です。
宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)
施工監理が必要です
蕨市の物件で、基礎着工しました。
すべての施工に共通することですが、職人さんが間違えてしまうことはあります。
人間は完璧ではありませんので、間違えてしまうことは、あって当然です。
そのため、「監理」が必要になります。
*上の写真が修正前で鉄筋が不足しており、下の写真が修正後で鉄筋を増やしました。
建築家が入らない家づくりでは、この「監理をする人がいない」という状態なので、
施工ミスがそのまま修正されないことがありますから、注意してくださいね!(^^)!
測量おわりました
さいたま市の物件の、測量がおわりました!(^^)!
測量費用はかなり高価です。
たくさんの測量会社さまに見積もり依頼し、かなりお安く、
かつちゃんと仕事をしてくださる会社さまに依頼しました(←安いよりこれ大事)。
Hさま、Kさま、一生懸命仕事をしてくださり、心から感謝申し上げますm(__)m!(^^)!
地盤改良
蕨市の物件で、地盤改良を行いました。
地盤改良には、数種類がありますが、今回は「柱状改良」が適していたので、そうしました。
すべての施工に共通することですが、職人さんが間違えてしまうことはあります。
人間は完璧ではありませんので、間違えてしまうことは、あって当然です。
そのため、「監理」が必要になります。
サイズがあっているか? 深さが合っているか? 等々をチェックしました。(下の写真)
建築家が入らない家づくりでは、この「監理をする人がいない」という状態なので、
施工ミスがそのまま修正されないことがありますから、注意してくださいね!(^^)!
狭小住宅
狭小住宅のお問い合わせがありました。
「上田さんの本では、比較的大きな家が多いのですが、
狭小住宅のご経験も、おありですか?」
はい、上田康允デザインコラボは、創業14年が経ち、
これまで、全国で70軒、やらせていただき、
狭小住宅は、8軒やらせていただきました。
うち4軒は、間取りだけ、やらせていただき、
残り4軒は、施工まで見させていただきました。
東京の都心部などは、たいてい狭小になりますね。(^^)
これまでで一番小さな土地は、16坪でした。
狭小住宅では、空間を広く感じられるといいですね。
そのために、天井を高くしたり、吹抜けにしたり、
あるいは建具や階段をスケルトンにしたり、
等々、いろいろと工夫ができますね。
もちろん、狭小住宅・広い家、関係なく、
間取り学にのっとった使いやすい間取りをつくることが、
大前提だとは思います。
また、構造も強いほうがいいし、
外観デザインもカッコいいほうがいいし、
化学物質対策もできるといいですね。
ただ、構造・デザイン・建材などなど、
豪華にすればするほど、お金も比例しますが。(^^;
狭小住宅、あるいは、大きな家、に関わらず、
間取り・構造・建材選定・デザイン・化学物質対策・
施工会社選び・建築費交渉・施工監理、すべてにおいて、
ご満足いただける家をご提供させていただきますので、
是非ご依頼をご検討くださいませ(^^)
よろしくお願い申し上げます。<(_ _)>
「ジャンカ」=基礎の欠陥
写真は、基礎にできる欠陥です。
「ジャンカ」、と言います。
基礎を作る時は、コンクリートを流し入れるのですが、
この際、バイブレーターという機械で、コンクリートを撹拌します。
下の写真では、Aさんがコンクリートを注入しており、
Bさんがバイブレーターをかけています。
このバイブレーター作業を、
力の限り行うことで、はじめて、
ジャンカを防ぐことができます。
ジャンカは欠陥なので、必ず防ぐ必要があるのですが、
これを防ぐことは、かなりの重労働になるため、
大半の家では、ジャンカを作ってしまっているのが、現状です。
ジャンカを作ってしまう原因は、
「ジャンカを知らない建築業者が多い」という事実、そして、
「これくらい欠陥ではない」、と考える建築業者が多いからです。
結果、重労働をせず、ジャンカが横行しているのです。
下の写真が、バイブレーターを正しくかけた時、
すなわち、重労働をした時の基礎です。
ジャンカが一つもなく、とても綺麗で、
本来必要な強度が確保できています。
これは、私と、私のパートナー建築家が監理し、
施工会社Hさまと、その基礎屋さまの、
4者が協力して作った基礎で、
施主さまに胸を張れる素晴らしい出来です。
厳しい監理者(建築家)を雇わない時は、
ジャンカが出来るのが普通ですから、
皆さんは、施工会社に、口がすっぱくなるほど、
よくよく注意してから、施工してもらってください。
しかし、そうしたとしても、たいていは、作ってしまうでしょうから、
施主自身がジャンカをちゃんと見つけて、
しっかり補修してもらってください。
屋根換気
「屋根換気」、というものがあります。
ハウスメーカーや工務店の低価格商品には含まれていませんが、
高価格商品は、屋根換気が付いています。
写真は、屋根を下から見上げたものです。
屋根の部分に見えるMAGと書かれているのが、屋根通気部材です。
この部材の上を、空気が通り抜け、排気されていく仕組みになっており、
結果、夏の暑さが、かなりマシになります。
費用は、30万円ほどかかるため、
採用しない人が多いですが、
費用が捻出できるなら、採用されたほうが良いです。
PS
中央に見える派手なものは、
「棟札・棟飾り」というもので、
火災等の災いに遭うことなく、
末長く栄えるように、と願いを込めるものです。