カテゴリー: 施主の注意ポイント

注文住宅・家づくり・間取りでの失敗、後悔


【新築、リフォーム、リノベーション、建売住宅、間取り、設備での失敗、後悔】

初めての新築、リフォームは、経験がないことなので、分からないことばかりです。失敗するのはある意味当然です。しかし知っておくべきことを知っていれば、その失敗を避けることが可能です。

これまで全国の沢山のお客様から、新築、リフォーム、リノベーションのご相談をいただきました。
皆さんいろいろと後悔が多いです。今後家を建てる皆様の参考になるよう、相談者のお声、後悔ポイントを以下にまとめて記事として記載し、その原因や対策やおすすめを解説したので、参考にしてみてください。
全ては紹介しきれませんので、一部の事例のみアップいたします。

【家づくりでの数々の失敗例】


1,間取りプラン

間取りが悪いので、使い勝手が大変悪い。暮らしにくい。設計をもっと真剣にしっかりと検討すれば良かった。希望はしっかり聞いてもらえたが、しょせん素人の考えなので、悪いところを指摘し良い案を提案してもらいたかったが、そういう対応がなかった。お金があれば間取りプラン、設計、設備建材選び、業者選びをすべてやり直したい。見た目やデザインやインテリアばかり気にして、一番大切な生活のこと、一番重要な快適に過ごせるという住みやすさのことを考えなかった自分を殴りたい。妻子供に申し訳ない。理想のマイホームとはほど遠い。こんな家になるなら建てなければ良かった。一生の後悔。


2,家が寒い。

床が冷たい。窓が冷える。吹き抜けを作ったが寒いので快適に過ごすことができない。吹抜があっても暖かくできる方法・工夫をあとで知ったが、かなり割高になるし、住宅ローンの返済が始まった後は苦しくて、出せるお金は少しもない。


3,防音性能が悪い。

屋外・道路からの音や、家(別の部屋)の中の音、たとえば洗濯機の音がよく聞こえる。

 

4,出窓が使いにく。

出窓の窓やロックが遠いので、手が届かない。家の外を歩くとき、出窓が邪魔で通れない。以前、額をぶつけケガをした。


5,キッチンに食品庫が無い。

野菜や乾物などを置いておくスペースがない。


6,配置場所

勝手口ドアの場所が悪く使いにくい。

 

7,寒いフロ

風呂(浴室)が寒い。風呂を大きくしすぎて寒いし、掃除が面倒。浴室乾燥暖房をオンにすれば暖かいが、そもそも風呂の壁が冷たい。

 

8,高さ

洗面化粧台や流し台の高さが低く、腰が痛い。もっと高くすればよかった。


9,窓の種類

リビングの南壁にある窓は、はき出し窓ではない。屋外用サンルームを設置したいが、それができない。


10,駐車場

カーポートと家が離れているうので、雨に濡れる。車と玄関の位置関係が悪い。


11、夏、暑い

家(室内)が夏はもちろん、春や秋も暑い。寝室が暑い。風が通らず暑くて寝られない。


12、知識不足。化学物質過敏症

大切な家族が、化学物質過敏症になってしまった。化学物質過敏症などという病気があることを、建てる前や建てている最中は、まったく知らなかった。化学物質過敏症になった後いろいろ調べたら、家の建材が原因であることを知った。一番大切な家族の健康を考えていなかった。


13、知識不足。電磁波過敏症

家族の一人が電磁波過敏症になってしまった。人気があるオール電化住宅や太陽光発電がその原因だなんていう情報はまったく知らず、建てたあと上田先生のユーチューブで知った。節電メリットばかり気にしていた。上田先生が言われる通り、電磁波は悪いものだった。


14,知識不足。保険

火災保険が高すぎる。


15,土地

「良い」と思って買った土地が、実は悪かった。

・段差のある土地を買ってしまった。階段の段数が多く不便。もっと考えて土地を決めるべきと思った。土地の選び方を知らないのに安易に買ってしまった。

・景色にひかれ傾斜のある土地を買った。土が崩れるのを防ぐために擁壁が必要だった。擁壁を作るのに数百万円かかるなんて知らなかった。擁壁が必要かどうか確認すれば良かった。他にも候補があったのに、もっと色々なことをチェックして土地を選ぶべきだった。もともと予算に余裕がないのにこれは痛かった。高い買い物になった。


16,家づくりのもろもろ

家を建てるなら、当時の何十倍も勉強するべきだった。

 

17、家事動線が悪い。

洗濯機と物干し場が遠い。その他の動線も悪いところが多く住みにくい。動線が良いところが少ない。快適な家とはほど遠い。

 

 

【具体的な対策方法、コツ、秘訣】

1,間取りが悪いので使いにくい。


「間取りが使いにくい」・・・これが圧倒的に多い後悔です。
日本間取り協会の調査では、「新築当時に戻れるなら間取りをやり直したい」、という方が95%もいます。
間取りというのはそれくらい難しいものです。

【対策】

・間取りプランに関しては、間取り学に精通した人に依頼することが肝要です。最善の間取りを作ってくれる人を選び依頼することがなにより重要です。

2,家が寒い。


これは、断熱材が安いものだと思います。
多くのかたは、「大手ハウスメーカーだから良い断熱材、建材が使われているだろう」、と思いがちですが、それは勘違いです。

・そして、サッシが安い可能性があります。
大半のハウスメーカー・工務店のサッシは、ペアガラスです。
ペアガラスは、シングルガラスよりマシですが、「暖かい」「暖かく過ごせる」ということはないです。

【対策】

・お金が足りず、予算オーバーとなるため、オプションをあきらめる人が多いのが現実です。しかし寒いのがおイヤであれば、新築時にお金はかかっても、良い断熱材を使い、高グレード窓にするとか、二重窓を取り入れましょう。

建築費・施工費用・コストというのは、新築時・リフォーム時にするのが一番安く済みます。完成後に同じことをやると3倍~40倍かかります。前と後でやるその金額の差はあまりにも大きいです。出来る限り最初にお金をかけましょう。

例えばコンセントを追加する場合、新築時なら5千円ほどで済みます。しかし、あとでやると、10~20万円かかります。その理由はコンセントをたった1つ2つ追加するためでも、壁を壊し電気工事をし壁を作り直す必要があるからです。

3,防音が悪い。

・外の騒音が入ってくる理由は、サッシがペアガラスだからです。外壁は普通グレードでも意外と防音性能は高いです。一方、窓は防音性能が弱いです。騒音地ではできれば二重窓にしましょう。

【対策】

屋外にそれなりの騒音がある地域なら、かならずお金をかけて、二重窓にしましょう。断熱が格段に良くなります。

・家の中の騒音がある理由は、騒音を出すものを防音していないからです。

【対策】

給水、排水、等々、騒音が出るものは、防音材でくるみましょう。そして楽器やテレビなどの音が漏れることを防ぐ場合は、その部屋の壁を防音しましょう。

4,出窓

キッチンの出窓が使いにくい。手が届かない。
出窓というのはそもそも使いにくいものなので、よほどの理由が無い限り、採用するのはやめたほうがいいです。
流し台に出窓を設置することが多いですが、流し台の奥行きは最低65センチあります。出窓の奥行きはものによりますが大体20センチほどです。
ということは、流し台の前に立ったとき、自分から窓までは85センチの距離があります。
85センチも離れていれば、指はギリギリ届くでしょうが、ロックを外し窓を開閉することができません。
出窓は、「手が届かず開閉できないもの」、ということを知って下さい。

・外を通れない。
敷地いっぱいに家を建てると、自宅と隣地の隙間は60~1メートルくらいです。
仮に70センチとすると、出窓は20センチですから、出窓から隣地の距離50センチです。通れないことはないですが、狭いです。
多くの敷地では、隣地境界線沿いに外塀を設置しますから、さらに狭くなります。
出窓は、「屋外通路は狭くなる」、ということを知って下さい。

その他、出窓は、雨戸や面格子を設置しにくい構造になっていますので、この意味でも、出窓は避けたほうが賢明です。

【対策】

よほどの理由がない限り、出窓は設置しない。設置する場合は、二重窓にする。

5,キッチンに食品庫が無いため、野菜や乾物などを置いておくスペースがない。


これは、新築打ち合わせの際、ハウスメーカーにちゃんと要望しておくべきでした。
他方、基本的なことですが、納戸・収納は、玄関や勝手口の近くに設置するべきものです。
勘違いして、家の奥に配置している施主様が非常に多いので、ご注意ください。

6,勝手口ドアの場所が悪く、使いにくい。


動線を考える人はとても少ないのが現状です。だから「95%が間取りに後悔」ということになります。
間取り学をしっかり応用し、「使いやすい勝手口場所を考える」ことをお勧めします。

7,風呂が寒い。


これは、お金をかけて、風呂の四方に、断熱材を設置したほうが良いです。
また、お風呂は、裸になる場所なので、他室より寒くなります。
お風呂の窓は、お金をかけて、二重窓にしてください。*ペアガラスという意味ではありません。

8,洗面化粧台の高さが低く、腰が痛い。


イス対応の洗面台を採用した方がいます。
しかし、洗面というのは、使う時間はせいぜい5分ほどですし、朝は時間がないので、短時間で済ましてしまうものです。
健康なうちは、座って使うことはなく、立って使うものなので、普通の洗面台を採用するべきでした。
足腰が悪くなったり車椅子になったときにリフォームしたほうが良いです。

9,リビングの南壁にある窓は、はき出し窓ではない。屋外用サンルームを設置したいが、それができない。


屋外用サンルームを設置したいなら、新築の段階から設計しておかなければなりません。
それをしないから、このように、あとで困ることになります。

10,カーポートと家が離れているうので、雨に濡れる。


動線を考えていないから、こうなります。車と玄関は近づけて屋根を確保することで日頃の生活が楽になり、便利な住まいになります。
間取り学の「動線理論」を学び応用し、使いやすい間取りを作ってください。

11、家が暑い。


これは、断熱材が安いものだと思います。
多くのかたは、「大手ハウスメーカーだから良い建材を使っているだろう」、と思う方が多いですが、そういうことはないです。
暑いのがおイヤなら、新築時にお金はかかっても、良い断熱材を使うことが大切です。

他方、陸屋根の場合、2階が暑くなりがちです。
陸屋根と同様、屋上がある場合も、2階が暑くなりがちです。
その理由は、2階の天井の上に、スペースがないからです。
2階天井の上にすぐ、陸屋根や屋上があるので、スペースがないのです。
よくある三角屋根の場合は、2階の天井の上に三角スペースがあり、ここが断熱層になるので、暑さがマシになります。
三角屋根はありきたりですが、夏の暑さを緩和する素晴らしい屋根形状です。

12,火災保険が高すぎる。


鉄筋コンクリート造の場合、耐火建築物になるので、火災保険は安価です。
一方、木造住宅は、非耐火建築物になるので、火災保険は高価になり、毎年の支払いに苦労する、ということになります。 火災保険

13,「良い」と思って買った土地が、実は悪かった。

素人は、良い土地、悪い土地を判断できません

14,家を建てるなら、当時の何十倍も勉強するべきだった。

私は家づくりに関わり28年です(2023年現在)。
大手ハウスメーカーと工務店に務め、そして自身で設計事務所を開業し、たくさんの家を建ててきました。
そんな私でも、家づくりは難しいと思います。
それをたかだか数ヵ月、ネットや本で勉強しただけの施主様が、成功できることはありえません。
28年前、私は建築業界に務めておらず、皆さまと同じように、素人判断で、自宅を建てました。
そして私が「良い」と思い依頼したハウスメーカーが考えてくれた「間取り」は使いにくく、提案してくれた「設備」は使いにくく、後悔ばかりでした。 素人の家づくり

28年建築に携わった今から思えば、家づくり、間取りづくり、ハウスメーカー選びに関し、当時私が持っていた知識は、今の千分の一くらいでしたし、考えていたことは、間違いばかりでした。
皆様は、「自分は素人なんだ」と思い、専門家の指導の元、家づくりを進めることをお勧めします。

その他の後悔、失敗。

・1階と2階のバランスが悪い。1階と2階がほぼ同じサイズだが、1階を広くし2階を狭くすればよかった。

・採光が悪い。部屋が暗い。北向きでも暗さを回避できる建築的設計の工夫、明るくできる設備をあとで知った。

・眺望が悪い。外の見たいもの(海)が見えず、見る必要がないもの(道路や行きかう車や、隣家の外壁や外塀)ばかりが見えることを、住んでから気づいた。だからいつもカーテンを閉めている。カーテンを閉めなくてもいい工夫をあとで知ったが後の祭り。

・収納や収納できるスペースが少なすぎる。荷物があちこちに散乱している。収納を事前にもっと考え深く計画しておけばよかった。不便。収納に関する知識がなかった。

・適切・快適な場所に扉がない。階段の突き当りに扉があればそのまままっすぐに入れて便利なのに、ドアの位置が少しずれているので、歩く流れが妨害され手間がかかる。動きの効率が悪い。面倒。なぜわざわざ扉の位置をずらす必要があるのか意味不明。

・壁紙を無難に白にしたが、無骨。最近はカラーをたくさん使った家が多く、うちもそうすればよかった。

・家具を考えていなかった。完成後、通販などで選んでいるが、サイズやデザインなどなかなかうまくいかない。新築設計時に家具も含めて全体的に設計しておくことが成功の秘訣と思った。

・ウォークインクローゼットの場所が悪く活用できていない。家の奥のほうにあるため出し入れが面倒で、結局、不要な物が溜まっていく。LDKの近くに作っておけばよかった。見学会やモデルハウスの間取りを真似たが、実際の生活には合わず、住みづらい。

・靴箱が小さかった。結局、別の靴箱をもう一個ホームセンターで購入して置いた。見た目が悪いがリフォームするお金もないし我慢している。

・外壁を塗り壁にしたが、汚れやすく、メンテナンスが大変。普通のサイディングにしておけばよかった。

・照明スイッチの位置が悪い。最初は「この照明のスイッチはどこか?」といちいち探さなければならなかった。夜帰宅すると位置が分からずしばらく暗い中でスイッチを手で探すというバカなことをしている。

・コンセントの配置状況が悪い。ちょうどよい位置にない。

・シーリングファンに憧れ、また空気を循環させるために付けたが、あまり使わない。ほこりが乗り汚れるが、掃除が面倒。

・丸見えのところが多い。玄関の来客からトイレやダイニングや洗面脱衣室が丸見え。トイレから出てくるのが見えるは恥ずかしい。キッチンの中がリビングから丸見え、など。

・冷暖房をもっとよく考えるべきだった。エアコンの設置位置が悪い。光熱費が高い。

・お金がかかっても床暖房にすればよかった。床暖房は暖かいことを本で読み知っていたが、依頼したハウスメーカーの人が否定的だった。

・高いお金を出して太陽光発電を設置したのに、あとで太陽光発電は健康に悪いことを知った。

・外構、庭に結構なお金をかけたが、子どもがすぐに成人して車に乗るようになり、今回、庭を潰して駐車場を作ることになった。最初にかけたお金がもったいないと感じる。こだわりのある庭だったが、もっと時間軸、先々のこと、子どもの成長、家族が増えるとか減るなど、長い目でみた将来のライフスタイルの変化を考慮するべきだった。

・「良い」と思って契約した会社(ハウスメーカー・工務店)が、イメージはとても良かったが少し違った。実際はいろいろと悪い部分が多かった。

業者の人は、こちらの希望通りの間取りを作ってくれたが、こちらの希望の悪い点は教えてくれなかった。素人である自分の希望の欠点を教えてくれる人に依頼するべきだった。大きな失敗。

・工事の施工状況状態が悪かった。着工までの打ち合わせでは、とても親切だったのに着工後はおざなりだったので、家の完成前からストレスが非常に多かった。言葉はなんとでも言える、工事する人の実際の考えや普段の行動を、あらかじめ最初に想像するべきだったが、着工後に対応が悪くなるという可能性を考えること、予想することができなかった。

【急増している家づくりでのトラブル】

1、化学物質過敏症になってしまった。


大手ハウスメーカー・工務店とわず、日本の現代住宅は、化学物質を使った建材を使うのが常識になっています。
床、壁、天井、流し台その他の設備類、その他、すべて、化学物質でできています。
その理由は、安価だからです。
無垢や自然素材を使っていれば、高価になってしまうからです。
今の日本の家は、化学物質建材を使っているから、今の建築費を実現できているのです。
結果、施主様は、お金で健康を売っているのです。
建築業界の人に、化学物質のことを聞いても、大半は「うちはフォースターを使っていますから大丈夫です」とお答えになります。
そして大半の施主様が、「ああ、大丈夫なんだ」と思ってしまいます。
結果、化学物質過敏症の施主様が急増しています。
ただ、施主様本人は、自身の身体の不調や、精神的不調の原因が、家から揮発している化学物質であることに気づく人はほとんどいません。化学物質過敏症

2、電磁波過敏症になってしまった。


昨今、電化製品をたくさん使う家が増えてきました。
オール電化=IHヒーター(キッチンのコンロが電気)や、エコキュート(お湯を沸かすのが電気)、太陽光発電、等々です。
電化製品からは、人の健康の害となる「電磁波」が照射しています。
ハウスメーカーは家だけの利益より、当然こういった設備を付与することで、利益が増えます。
どこのハウスメーカーに行っても、「オール電化、太陽光発電は常識ですよ」みたいなことを言うので、大半の施主様は勘違いしています。 また、建築業界の人間が、「オール電化、太陽光発電は良いもの」と錯覚していて、電磁波のことを聞いても、大半は「さあ、そんなトラブル、聞いたことありません」などとお答えになります。
結果、大半の施主様が、「ああ、大丈夫なんだ」と思ってしまいます。
電磁波過敏症のかたが急増していますが、その理由は、オール電化と太陽光発電の結果です。オール電化と太陽光発電は節電メリットはありますが、デメリットが多いです。
ただ、施主様本人は、自身の身体の不調や、精神的不調の原因が、家の電化製品から照射されている電磁波であることに気づく人はほとんどいません。 電磁波過敏症

【間取りで後悔が95%。家づくりで後悔が86%】

間取りで後悔している人が、95%もいます。
さらに、日経ホームビルダーの調査では、家づくり自体に後悔している人が、86%もいます。
すなわち、10人中9人が、家づくりで、後悔しているのです。
10人中9人が失敗するほど、間取りづくり、家づくりは、難しいのです
今から家を建てる方は、失敗された先人先輩の轍を踏むことなく、心から満足できる「土地選び」、「間取り」、「設備」、「依頼先(業者)」を選んでくださるよう、心からお祈りいたしますm(__)m

もし上田の家づくりにご興味ありましたら、最善の計画をご提案し、お客様の最高の幸せを実現いたしますので、ぜひご連絡くださいませ<(_ _)> info@uedayasumasa.com

 

火災保険に注意! 壁換気扇はチョ~便利!


火災保険に関し、多くの施主様が知らないことがあり、後悔しているかたが多いので、お伝えします。
火災保険は大きく分けると、2種類あります。
1、耐火建築物
2,非耐火建築物

1は火災保険料は安価で、2は高価です。
木造住宅は基本、2になるので、多くの施主様が2の火災保険に加入し、高額な保険料を毎年支払っています。
しかし、実は、上記2種類以外に、もう1種類あります。
それが、「省令準耐火建築物」という分類です。

省令準耐火というのは、木造住宅に対し「一定の設備を持たせれば省令準耐火として認めますよ」という法律で、保険料がかなり安価になります。
ですから、私の場合、木造住宅を建てる顧客様には、省令準耐火をお勧めしています。
省令準耐火にするためにはいろんなことをする必要があります。

一つはファイヤーストップ材というものを設置することです。
写真の赤〇を付けた部材がファイヤーストップ材ですが、これは通常は設置しない部材です。
これを指定された場所に、指定の数量、設置するのです。
ファイヤーストップ材
他には、たとえば、天井下地を2重にすることも必要です。
天井ボード2重貼り

他にもいろいろあり、それなりの金額がかかりますが、バカ高い保険料を毎年支払うより、結局安価になります。
皆様は後悔しないよう細心の注意を払ってください。

・・・・

話しが変わりますが、壁扇風機を活用すると、住まいが快適になります(*´▽`*)

DSC00801 上写真は、寝室に設置した壁扇風機です。
ACを付けるほどではないが、しかし蒸している時などに使うと、非常に快適です。
ちなみに、壁扇風機の下にあるのは、ストーブです。

下写真は、トイレに設置した壁扇風機です
DSC00803 トイレは、ACを付けないので、夏、暑くなりやすいです。
30秒以内で用を済ませれば問題ありませんが、30秒以上いる場合、汗をかいてしまいます。
そこに、壁扇風機を設置すると、とても快適になります。

設計時に、下地やコンセントを作っておかないと、あとでは「下地がない」、「コンセントがない」ということで、とても設置しにいですから、設計時に計画しておいたほうが無難です。

また、設置位置、扇風機機種選定、等々、かなり難しいので、経験ある人に相談しながら進めることが大切。

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)

雨養生しないと、大変なことになります


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

以前、UYDC業務3を請け負ったことがあり、その際、施主様が施工を依頼したのが、某大手ハウスメーカーさんでした。
その施主様(職業は医師)が、UYDC業務1ではなく、3になさったのは、「やはり施工は大手ハウスメーカーでないと」、というお考えでした。

*UYDC業務3:間取りと外観だけ上田が対応し、施工会社選びや施工自体には上田は関わらない、という業務。
*UYDC業務1:設計~施工~完成まで、上田が対応する業務。

完成して1年ほどたったころ、施主様から連絡があり、
「玄関横にある収納が結露でひどい。ドライペットを何個も置いているが、すぐに満タンになってしまう。
修理するよう依頼しているが、良心的に対応してくれない」
ということでした。

結露の理由はおそらく
①壁内の断熱材がちゃんと施工されてない
②工事中に建材を濡らしてしまった→雨養生をちゃんとしなかった
③どこかの配管から水漏れしている
④基礎下に設置するべき防水シートの施工が悪かった
などの理由ではないか?と推測できます。

①の場合は、内壁をはがして、断熱材を詰め直せばよいのですが、かなりの費用がかかります。
②と③は莫大なお金がかかるし、④はもう治しようがありません。治すには家全体を解体するしかありません。

「良心的に対応してくれない」ということは、おそらく、莫大なお金がかかる②③か、修理不可能な④と思われます。 あるいは、2種類以上のミックスと思われます。

余談ですが、建築裁判になると、施主様が勝てることはほぼありません。
たとえば、多くの大手ハウスメーカーの契約書には、施工ミスがあったとき、
「過分な費用がかかる場合は、施主はハウスメーカーに、修理を請求できない」という一文があり
多くの施主が泣き寝入りする条文となっています。
上記施主様の場合も、この条文が適用されたのかもしれません。

【工事中の雨仕舞】

躯体の監理1(雨仕舞)

雨養生はとても大切です

結露は、どこの工務店・ハウスメーカーも、保証対象ではないので、
工務店・ハウスメーカー問わず、いかに良心的な業者に依頼するか?がとても大切です。
良心的な業者の場合は、保証の有無関係なく、間違いは誠心誠意対応してくれます。

湿気・結露は、家の大敵です。
雨養生は軽視せず、慎重に対応してください<(_ _)>!(^^)!

よろしくお願いいたします。
間取り先生(*´▽`*)

雨養生はとても大切です


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

Kさま邸の基礎工事が終わり、床断熱材と床下地を作り終えました。
間もなく、上棟を迎えます!(*´▽`*)

すぐに上棟できるなら、不要ですが、今回は、数日空きますので、おそらく雨が降ります。
雨で建材が濡れてしまうと、建材から永遠に化学物質が揮発し、住む人の多くが、化学物質過敏症になります。
そのため、上棟日まで、日が空く場合は、建材が濡れないよう、写真のように雨養生をしましょう。
上棟前養生

雨養生をしないハウスメーカー・工務店が多いですが、非常に残念なことです。
自社を選んでくださった施主様なのですから、深く感謝し、かならず雨養生をしましょう。

雨養生をしていないことを、施主様が気づいた場合は、すぐにやってもらいましょう。
大半のハウスメーカー・工務店の契約書には、雨養生の記載がありませんから、施主が「して」と言っても、業者側にする義務はありません。
だから、契約時にそういった細かなことも決めることが大切です。

いずれにしても、契約外のことなので、なかなかやってくれない業者が多いと思いますが、ご自分と家族の健康がかかっています。
少しくらい(数万円)のお金を払っても、かならずやってもらうことが大切です。

【雨でぬれてしまった建材 ↓】
躯体雨養生1 屋根野地板や床下地合板が雨でぬれているモザイク

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)

Aさま邸着工しました


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

Aさま邸が着工し、基礎工事が終わりました!(*´▽`*)

基礎工事は、施工不良、欠陥が発生することが多いため、とても慎重に監理する必要があります。
今回、施工業者さまは、私の指示通り、素晴らしい施工をしてくださいました。

【あばたやジャンカといった欠陥がない素晴らしい肌(はだ)】
基礎立ち上がり内側
基礎 あばた ジャンカ 無い

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【欠陥例1:あばた *某ハウスメーカーの基礎】
1基礎の欠陥 あばた 【欠陥例2:ジャンカ *某ハウスメーカーの基礎】
2基礎の欠陥 ジャンカ

基礎工事は、肉体労働の中でも、かなりきつい労働であるため、あばたやジャンカその他の欠陥が
「発生するのが当たり前」といってもいいくらい、欠陥が生じやすい工程です。

欠陥が発生してから、文句を言っても、作り直しは、ほとんど、なされません。
なぜなら、基礎は200万円くらいかかっており、これを作り直すとなると、最初の施工費200万円、
解体費50万円、2回目の施工費200万円、合計450万円もかかってしまうからです。
そのため、欠陥が発生しても、作り直すことは、ほぼありません。

「作り直さない理由」=「施主さまは素人だから」

施工さまは素人なので、あばた・ジャンカ・その他の欠陥を見抜くことはできませんので、
欠陥があっても、そのまま、工事は続行されるのが普通です。

そのため、欠陥が発生しないように、事前に、「ここはこうして。あそこはああして」と、
施工方法や注意点を、具体的に指示し、しつこいほど念押しすることが大切です。

一方、施工側としては、あばたやジャンカその他の欠陥を作らないためには、
相当の難しさ・身体的苦痛・努力・根気強さが必要ですが、
ハウスメーカー・工務店さまは、自社を選んでくれたお施主様の幸せを第一に考え、
精一杯、努力くださることをお願いいたします。

・・・・

追記:

Aさま邸が工事中なので、随時、施工監理をしています!(*´▽`*)

すべての工事が、設計図どおりおこなわれているか?を確認することを、「監理」といいます。
一生懸命にやっていても、間違えてしまうのが人間ですから、必ず、間違いがあります。
それを見つけ、修正してもらうことは、家づくりにおいてとても重要なことです。

.

【設計図どおりの金物が、適正に設置されているか?を確認します】
金物1モザイク

【上写真はホールダウン金物で、下写真は筋交い金物です。他にも沢山の種類の金物があります】
金物4モザイク

【写真のように、施工間違いは必ずあるので、その都度、修正してもらいます】
火打ち梁是正モザイク

【設計図どおりの建材か?チェックします】
建材モザイク

【防蟻薬が設計図どおり塗られているか?チェックします】
防蟻モザイク

.

間違った建材が入っていることや、施工が間違っていることなど、普通に起こります。
いくら職人さんや現場監督さんが一生懸命やってくれても、人がやることですから、悪気なく間違うことは多いです。
そのため、それをチェックする人(ハウスメーカー・工務店と利害関係がない建築家)が必要です。

これをしないから、以下のような施工が放置されます。
これのどこが間違っているか?分かりますか?
某大手ハウスメーカーの基礎↓
配筋の欠陥 2021年3月

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)

軒を作ると、クモとコウモリが集まってきます!


「軒(のき)」のことについて書きますね(*´▽`*)

屋根の先端で、外壁から飛び出している部分を、
「軒(のき)」といいますが、
この「軒」は、作らないよう、お勧めします!

よく、「夏の日照を入れないため、軒が必要」
という人がいますが、間違いです。

軒があっても、夏の日差しを遮ることは、あまり出来ません。

なぜなら、軒は、窓よりかなり高いところにあるからです。
窓の高い部分は、遮光できますが、
窓の低い部分は、ほとんど遮光できません。

なので、軒は作っても意味はなく、
かつ、軒の建築費が増える、という予算上の欠点があります。

しかし、上記はまだマシです。
軒の最大の問題は、以下です。

◎クモが巣をはる→コウモリがくる→コウモリが巣を作る。

コウモリを駆除することは、とても難しく、たいていは、不可能です。
超音波や、忌避スプレーなどの商品がありますが、ほとんど効きません。

駆除方法は無いため、コウモリ被害を避けるためには、
家の隙間を無くすしか手がありません。

屋根というのは、あちこち隙間があります。
そういう構造になっているのが、屋根です。
そして、軒をつくると、さらに隙間が多くなるのです。

クモ被害、コウモリ被害を避けるために、
軒は作らないよう、強くお勧めします!

 

高低差のある土地


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

道路と、2~3メートルの高低差のある土地が、たまに販売されています。
「見晴らしが最高!」と感動し、欠点を考えず、飛びつく方がいます。
しかし、その後、なぜか家を建てることなく、そのまま、売りに出されたりします。

この理由は、「地下車庫に莫大なお金がかかる」からです。

地下車庫というのは、鉄筋コンクリートで作るのですが、1台につき約1000万円かかります。
しかし、大半の施主さまは、そういうことが分かりませんので、買ったあと、「えっ!?1000万円?2台で2000万円?そんなお金あるわけない!」となり、買ってすぐ、泣きながら売りに出すのです。
お金持ちにとっては、見晴らしがいいので、良い土地ですが、庶民にとっては、悪い土地になります。
見晴らし良い土地が好きな方は、充分ご注意くださいね。

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)

躯体の監理1(雨仕舞)


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

Nさま邸の上棟が終わりました!(*´▽`*)

上棟時もまた、たくさんのことを慎重に監理する必要があります。
とりあえず一つだけお伝えさせていただきますね(*´▽`*)

【雨仕舞を丁寧にすること】
良い雨仕舞

躯体(柱・梁・土台・床下地合板)が、雨に濡れないよう、ブルーシートで丁寧に覆います。
木材は濡れると、大変なことになるので、上棟後すぐに、写真のように、家全体を基礎までぐるっと包んでしまうことが肝要です。
*人物その他、モザイクをかけています。

.

【雨仕舞していない】
雨の日の上棟2

柱も梁も床下地合板も、すべて雨で濡れています。無垢材なら濡れてもまだマシなのですが、
集成材や合板は、一度濡れると、半永久的に化学物質を出し続けます。恐ろしいことです。

建築家が入らない場合は、雨仕舞は、上記写真のとおり、無いか、あっても適当です。
皆様は、こんなことにならないよう、精一杯、注意してください。
*木造でなくても、鉄骨でもRCでも、床下地はすべて合板ですので、同じ条件です。

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)

土地で失敗しないで!


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

土地のアドバイスです!
以前、ある施主さまから連絡があり、「1億円で、土地を買ったので、設計をお願いしたい」と依頼がありました。
土地を視察したところ、国道沿いにありました。「仕事場に近いので、ここを買った」ということでした。

国道なので、当然、車・バイクが多く、うるさいです。
そこで、私は、騒音対策・振動対策のことをお話ししました。

説明中、施主さまが、「えっ?騒音?・・振動?・・・たしかに車は多いけど、うるさいの?家が揺れるの?」という質問をされました。
私は、「はい、とてもうるさいし、家が振動しますので、振動調査とデシベル調査をして、それに見合った設計にする必要がありますから、建築費以外に、数百万単位のお金がかかりますよ。それに排気ガスが多いので、普段、窓は開けられませんよ。」とお伝えしました。
施主さまは、それを聞き、絶句されました。

私は私で、逆にびっくりし、「えっ?騒音のことや排気ガスのこと、ご存知なかったのですか?」と問うと、
「この土地は何度も見たが、買うにあたり、そんなこと、考えもしなかった・・・でも今、上田さんから聞いてみると、
「たしかに、そうだな、と思う・・・今、はじめて、気づきました」、とのことでした。

幹線道路沿いや、鉄道沿いの土地を買う方がたまにいらっしゃいます。
車や電車の音が、朝から夜まで続くと、普通の人は、我慢できません。
そして、窓を開けると、排気ガスが入ってくるので、窓は開けられません。

そういう土地に住むと、毎日がストレスの連続です。
窓や雨戸を閉めても、音は入ってきます。
ですので、少なくても50%は音を遮断できる遮音材を使い、少なくても50%は振動を減少させる構造にしなければなりません。
40坪サイズの住宅であれば、振動・デシベル調査に50万円ほどかかり、遮音に300万円ほどかかり、振動に400万円ほどかかります。

親から譲りうけた土地なら、「その費用を払うのは、仕方ない」と納得できます。土地を買うよりかは安いからです。
しかし、わざわざ、「そんなお金がかかる土地、排気ガスが降り注ぐ土地を買う」というのは、賢明ではありません。
しかしながら、そういう土地を、騒音や振動という欠点が分からないまま、買ってしまう人は、驚くほど多いのです。

「仲介した不動産業者は、言わないのか?」と思う方がいると思いますが、不動産業者は、土地の欠点は、絶対、言いません。
欠点を言うと、売れないからです。売れなければ、仲介料が入らないので、生活できません。
なので、「悪意」ということではなく、「自分や家族の生活を守るため」言わないのです。

結局、その施主さまは、その土地に家を建てることは、おやめになり、商売か工場用地として、貸しだすことにしました。
その施主様はお金持ちなので、騒音・振動対策に800万円、出すことは、それほど難しくないのですが、
「排気ガスのない、そして静かな環境で暮らしたい」ということで、自宅用に、別の土地を探すことにされました。

この方は、高収入の方だったので、それができましたが、普通の方は、そんなことはできません。

ですから、土地の購入は、絶対に失敗してはいけないのです。

今回は、「騒音・振動」のことをお話ししましたが、土地を買うときは、それ以外にも注意するべきことは、山のようにあります。

皆さんは、素人判断せず、かならずプロのアドバイスを聞いて、絶対に失敗しないでくださいね(*´▽`*)

PS:上記から4年経ちましたが、結局、土地の借り手も無く、買い手も無いそうです。そのため、1億円を無駄に費やしただけで、以前から住んでいる古家にずっと住み続けているそうです。

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*´▽`*)

 

絶対にしてはいけないこと3


皆様、こんにちは!
間取り先生(*´▽`*)です!

家づくりにおいて、「絶対してはいけないこと」の第3段です(*´▽`*)

1、給湯の配管をむき出しにする。
先日、テレビで、住宅の番組で取り上げられていた家は、給湯配管を壁にむき出しにしていました。
洗面所と風呂の給湯配管を、壁にむき出しで設置しているのです。

施主・設計者は、「こんなの見たことない」とか「かっこいい」、
などの理由でやったのでしょうが、これは絶対にやってはいけません。
給湯配管の中は、80~90度のお湯が流れていますから、ちょっと油断し、
指や腕などが触れれば、たちまち、やけどしてしまいます。

多くのテレビ番組が取り上げる家は、格好は良いものの、住みにくい家が多いです。
皆さんがテレビを見るときは、「使い勝手はどうなんだろう?」と考えて見るようにししてください。

(続く)

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