夫妻で意見が違う時、どこに建てれば良いのか?
家づくりがなかなか進まない施主さまが、たまにいらっしゃいます。
いろんなパターンがありますが、今回は、
「夫妻で、住みたいところが違う」場合です。
夫は、「うちの実家の敷地が大きく、そこに建てても良いと言われているから、
うちの実家の隣に、新居を建てよう」という場合があります。
土地を買わずに済むので、大変有難い話ではありますが、
奥様が、「夫の実家の近くはイヤ」と言い、
「うちの実家の近くに家を建てよう」と言います。
奥様のご実家が、土地を提供してくれるなら、
それはそれで良い話なのですが、
土地は提供できないのですが、そう希望されることがあります。
こういう場合、私は以下の判断が、夫妻両者にとって良いことだと思います。
1、土地を提供してくれるほうに、家を建てる。
土地代・数千万円を節約できるわけですから、これは大変な魅力です。
その数千万円を、子どもの学費とか、海外旅行などに充てれば、
それはそれは豊かな生活ができます。
2、義理親との同居、または近くがイヤなら、中間地点に家を建てる。
A、この場合、土地代・数千万円がかかります。
そのお金をねん出できるなら、これで良いと思います。
B、土地代を出せないなら、中間地点に、
中古住宅か中古マンションを買う。
夫妻で考えが違い、ケンカになり、「最終的には離婚」、
ということが、少なくありません。
夫妻が離婚することは、夫妻の自由ですが、
お子さんにとっては、とても悲しいことです。
「たかが、家」です。
夫妻で話がまとまらなければ、
一生、賃貸住まいで良いのではないでしょうか。
「賃貸なら、いつでも転居できる」
「固定資産税も、家の修理代もかからない」
という利点を考えれば、そう悪くないと思います。