ドア?引き戸?
ドアにするか、引き戸にするかで、悩まれる施主様が少なくありません。
ドアの利点は、横を壁にできることです。
壁があるため、照明スイッチとか、コンセントを設置することができます。
また、壁がある、ということは、家が強い、ということです。
*家は、壁が多いほど、強くなります。
ドアの欠点は、引き代が必要ということです。
ドアを引く時、一歩、下がる必要がある、ということです。
一方、引き戸の欠点は、引き戸が引きこまれる壁が薄い=家が弱い、ということと、
照明スイッチやコンセントを設置できない、ということです。
他方、引き込み戸というのがあります。
引き戸を、隙間に引き込むタイプの引き戸です。
これの欠点は、引き戸が引き込まれるスペースに
入ったほこりやゴミを、掃除できない、というです。
古い家では、よく虫の死骸が残っていることが多いです。
使いやすい間取りにするため、少なくない施主様が、
「全て引き戸にしてください」、と要望されることがありますが、
引き戸ばかりだと、照明スイッチやコンセントやリモコンを設置できず、
逆に、使いにくくなる、ということがあります。
利点欠点を知らず、自分のイメージだけで採用すると、
あとで、とっても後悔しますから、必ず、
その利点欠点を知ってから、計画してくださいね。