カテゴリー: 施主の注意ポイント

新築間取りの正しい考え方②寝室は1階に作る!


皆さん、こんにちは~!
間取り先生(*^▽^*)で~す!

今日は、「新築間取りの正しい考え方」第2弾です!

大半の施主さまは、残念ながら、2階に寝室を作っています。
多くの人は、30代~40代といった若いときに家を建てます。
そのため、自分が50代~70代になったときのことが、よく分からないのです。

若い時に2階建てを建てた人の多くが、50代以降になると、こういいます。
「寝室が2階にあるから、つらい。1階に作ればよかった」、と。

まあ、当たり前と言えば、当たり前なのですが、大半の人は、今の自分しかイメージできませ。
そのため、今の自分が良いと思う家、すなわち、2階に寝室がある家を建ててしまうのです。

たとえば、35才で家を建て、75才で他界するとします。すなわち、40年その家に住むとします。
すると、35才~55才までの20年間は、問題ないのですが、55才~75才までの20年間は、つらいわけです。

すなわち、「40年のうちの半分の20年が、つらい家」、を、皆さん、建ててしまっているわけです。
だから、「95%が間取りをやり直したい」などという、悲惨な現状になってしまっているのです。

正しい家づくりは、「40年のうち40年とも、楽な家」、です。
そのためには、寝室は1階に作るのが当たり前なんです。

皆さんは後悔しないよう、充分注意して家を建ててくださいね!

宜しくお願い申し上げます。
間取り先生(*^▽^*)

新築住宅、注文住宅の間取りの正しい考え方①改造できるようにしておく


【新築間取りの効率的で一番良い正しい考え方。改造自由度の高いおすすめの間取りのご紹介 第1弾目次】

残念ながら、大半の施主さまは、かなり浅い考え方で、中途半端な間取りを作ってしまいがちです。
具体的に言うと、「家族はいずれこうなる、という将来像を考えてない」、「時間軸を気にしていない」、ということです。

家の性能、設備の機能性、施主の好みやこだわりだけを考え、一番大切な「家族の変化に対応できる家」という観点が少ないのです。

新築住宅は、本当は、少し先の将来からずっと先の将来まで見据えて、広い視野を持って、隅々まで考え抜いた間取りのマイホームを考え採用することが重要です。そうすれば、前者とは比較にならないほど良い間取りをつくることができ、最大の成功をおさめることができます。

以下にその例を分かりやすくまとめ、改造度が高いレベルでの基本型やその理想の形の作成における情報と条件を、これから解説致します。

【家族構成の3つの変化を取り入れチェック。(現在)夫婦のみ→(将来)子を持った時→(老後)子の独立後】

家族構成はたいてい以下5つの形態があり、それぞれに合わせた複数の間取りタイプを抑える必要があります。
1、(今)夫婦2人。

2、(近い将来)夫婦2人の他に、子どもを持ったことで、ファミリー全員の人数が1人~3人増える。*家族の集中時期。増員に対応できる大きく余裕ある床面積(階数)を確保する一方でプライバシーの確保。

3、(その先)子が独立し、夫婦2人に戻る。*家族の分散時期。余った部屋の有効活用。

4、(かなり先)子が戻ってくる場合があることも知っておく。*家族が再びつながる時期。


5、(老後)夫妻が他界したあと自宅をどうするかを考え、実現する可能性が高い老後のライフスタイルを複数仮決めしておく。

【大半の施主は上記の点をほとんどを考えず、1人よがりの間取りをつくり、住みにくいお家を選んでしまっている】

人は家に、たいてい40年ほど住みます。
たとえば、35歳で建て、75歳で他界するなら、40年過ごすわけです。
上記1~2の時期は、子供が独立するまでですから、20年前後です。
その後、3の時期が20年前後になります。
もし、4が発生した場合は、3が10年で、4が10年、という計算になります。

すなわち、40年住むうちの、最初の約20年のことしか頭になく、将来に向けての目線が少なく、上記項目のほとんどを考えず、安易な間取りづくりを進めている、ということになります。
こんな状態なので、「95%が間取りをやり直したい」、という結果になってしまっているのです。

1の時期は、夫婦2人だけですから、単純に言えば、1LDKで住むことができ、2LDKもあれば充分です。現在は、子がいない、あるいは持たない夫妻も増えていますから、狭くてもいい、平屋でもよいという考え方もできます。坪数でいえば20~30坪で足ります。
子が2人できたなら、2の時期は、最低3LDKは必要になるわけです。夫婦が1室+子2人で2室で、3LDKです。物の片付けに使えるウォークインクローゼット等の収納納戸は別に設けます。そして坪数でいえば30~40坪でしょう。もちろん経済力のある人は50坪でも100坪でもよいです。

しかし、3になると、また夫婦2人だけに戻るので、3LDKは不要で、家の半分が空いてしまいます。子が独立した人の家は、たいてい子供部屋が空いていて、完全に「ムダ」になっています。

空いた部屋は、本当は、貸し出すなどすれば、お金を生み出すことができます。しかし、貸し出すこともなく、人が住むこともない部屋は、全く「ムダ」な空間になり下がります。これを読んで、非常にもったいなく感じるのは私だけではないはずです。

人は30代40代のうちは、恋愛に対しても仕事に対しても情熱が強いため、雇ってもらいやすいですし、給料も上がることが多いです。しかしながら、50代60代になると、人生がマンネリになるため、いろんなことに対する情熱が落ちてきます。
すると、給料が上げどまったり、下手をするとリストラに合うこともあります。実際、リストラに合う年代は50代60代です。
50代60代はすなわち3の時期であり、3の時期は1~2LDKのみ必要なので、家の半分を貸し出せば、リストラに合っても、家賃でなんとか食いつなぐことができます。こういう目的にも対応できる家にしておくことが大切です。

ですから、1と2の時期は3LDK~4LDKの新居を建て、3の時期はプチリフォームで家の半分を貸し出せるような間取りにしておき、4の時期には2世帯にリフォームできるような間取りにしておくことが、新築間取りを考える上で、とても重要なことです。将来起こりうる色々なケースを十分に考えて欲しいものです。
しかし、残念ながら、そこまで考えて間取りを作っている人は、ほとんどいないのが現実です。

【シンプルに思った事すべてに可変できる間取りにしておく】

ちなみに、私の自宅は、将来起こるであろう全ての変化・暮らしに対応できリフォームができる形状間取り構造の建物にしていますので、一つの実例として参考にしてください。
1と2の時期(新築時):4LDK(夫婦2人と子3人までに対応)
3と4の時期:私たち夫婦が家の半分(2LDK)を使い、家の半分をプチリフォームし3LDKに改造し貸し出せるようにしています。貸す者(私達夫婦)と借主が壁や扉一枚で区切る場所の扉は鍵付きにします。
5の時期:私たち夫婦がそのまま2LDKに住み続け、余った部屋を貸し出し用として、他人様に賃貸ししたり、あるいは我が子世帯に無料または安価に貸し与え子世帯が経済的に楽に暮せるようにしています。

もろろん世帯が複数になることを見込んで、借主が出す騒音や、ペットの声が聞こえないように、壁は防音壁にします。
そして当然、車は必要な分(私たち2台+貸出用〇台)を駐車できるようにしています。また各自の駐車コーナーからはみ出し、他者の駐車場を使ったりすると、互いにイライラが募ります。そこで貸主が前(南)で借主が裏(北)というふうにグループごとに2つの分けるという小さなしかし大切な工夫もしています。

家づくりに「考えすぎ」というものはありませんから、考えられる要素はすべて行うことが大切です。

【上記1~5において重視するべき注意点とコツ】

<ライフスタイルの変化>

一戸建てでも集合住宅(アパートやマンション)でも同じです。


1、夫婦2人の時期:

・新築時は後悔しないよう一番使いやすい間取り、快適な家を建てる。

・各部屋個室を明るくできる採光計画、日当たりが良くなる窓計画。

・吹き抜けのメリット(採光と開放感)とデメリット(寒くなるので光熱費アップ)の比較検討。

・動きやすい動線の確保。LDKとトイレとの動線、来客時の動線、外出帰宅時の服やかばんの取り出しやすさ仕舞いやすさなど。

・家事(料理する、洗濯する、物を干す)における人の自然でスムーズな動き(流れ)に合った水回り室の間取り。

・料理調理・給仕・後片付けしやすいキッチン配置、カウンターの設置、対面か独立かの比較検討、効率的な収納の形状と量、便利な家電設備のチョイスとその高さの検討、使いやすいスッキリした家具計画。

・農薬塩素残留が多い上水道の浄化方法、または宅配ミネラルウォーターを取り入れる際の設置方法、場所。

・座りやすい食べやすいテレビを見やすい明るい、そして必要十分広くしたダイニング。

・買い物帰りに使いやすいパントリー(食品庫)の位置と形状。

・くつろぎ使いやすい広さにゆとりのあるリビング。室内空間(広く高く感じる)の検討。

・洗面所のサイズ、洗面化粧台の配置位置。

・脱衣場のサイズ、タオルやハンガーや洗剤その他多くのものの収納形状。

・洗面室(洗濯機やランドリーがある場所)から物干し場へのスムーズな動線。

・浴室の形状グレード。窓(換気、採光)の選定。

・来客時における玄関へのスムーズな動線、接客しやすい玄関ホール形状。

・来客室へのお茶出しのしやすいスムーズな動線。

・外出時と帰宅時における着衣と持ち物の収納といった生活しやすいストレスのないクローゼット(ウォークイン、ウォークスルー)計画。そして、どういう家具を買うのか?あるいは作るのか?

・壁フックを付ける壁の確保。

・テレワークや自営業者のための書斎・スタディルーム・仕事室の設置。資料類の収納。

・ユーチューブをする人は編集部屋やスペースの確保。

・熟睡できる寝室の配置場所と構造。健康被害が急増している電磁波と化学物質の悪影響を避けるまたは軽減させてくれる対策。

・寝室を2階に配置する場合は、1階LDKと廊下階段と2階寝室の動線の良さ。

・家族がくつろいだり昼寝したり子供が遊んだり病人を介護するための和室(畳の部屋)の確保。

・布団干し・洗濯もの干しのためのバルコニーベランダの設置とそのサイズ。降雨時の屋根を設けるかどうかの比較検討。

・2階エアコン室外機の設置場所。修理交換しやすい位置の検討。

・間取り図を手に持ち実際に動いてみて自分がどう動くことになるのか?どう暮らすことになるのかを想像しどういう生活になるのかをしっかりイメージする。

・数千万円という大金を払うという人生の最大事に対し正しい対処、金銭負担に対し、深い検討ができているか?


2、夫婦2人の他、家族(子供)の人数が1人~3人増えた場合:

・赤ちゃんが生まれた時の赤子を育児しやすい部屋形状。

・お母さんが赤子を世話しながらかつ休憩できるスペースたとえば母子室の確保。

・夫婦がテレビを見ている最中に赤ちゃんが寝ることが多い、その場合のテレビの音声や夫婦の話し声が赤ちゃんの眠りを邪魔する心配のない部屋計画と家具配置。

・子育てしやすい部屋形状、健康的で安心な建材の選定。

・赤ちゃんの服やおむつなどの収納方法と家具形状。

・おむつの便を捨てるトイレまでのスムーズな動線と、おむつごみ箱の形状と設置位置の工夫。

・ベビーカーの最適な設置場所と楽に取り廻せる移動方法。

・子供が増えるに従い必要となる子供部屋(個室)の最適な設置場所。勉強しやすいスペースの確保。たくさん増える靴や服のシューズボックスやコート収納や服のクローゼットなど収納家具は最初から多めに確保用意しておく。子どもの成長はあっという間です。

・子どもが1人なら、2人なら、3人なら、どうするか?という検討。

等々。

3、子が独立し、夫婦2人に戻った時:

次に、成長した子供が最終学校を上がり入社するため独立し実家を離れたあと子供室をどう利用活用するかを考慮しておくことが大切です。

子供室は一部屋だいたい2~300万円くらいかかっています。子どもが10才~20才の10年だけ使うと、コストパフォーマンスは非常に悪いです。リビングや寝室などの居室は40年で500万円くらいですから、コストパフォーマンスは4倍悪いです。

そこで子供独立後の子供室を別用途に変更するリフォーム・リノベーションをすると、コストパフォーマンスが良くなります。たとえばワンルームに改造して貸し出すとか、オフィスに改造して自営業をするなどです。

なお、新築時にその計画をあらかじめしておくことが大切です。なぜならあとから計画するのはうまくいかないことがほとんどだからです。


4、子が戻ってきたとき:

独りのままか、あるいは結婚して夫妻(2人)なのか? 夫妻の場合は、キッチン、洗面台、フロ、トイレを新築時に設置しておくことが大切です。なぜならあとからやろうとしてもうまくいかないことがほとんどだからです。

あとからやる可能性がある場合は、新築時に施工せずとも、その場所の確保と、詳細な検討と設計をしておくことが重要です。また、あとからではほとんどできない「配管の事前設置」などを済ませておくことが大事です。


5、夫妻が無くなったあと自宅をどうするか?:

子に譲るのか売却するのか?売却する可能性があるなら売却しやすい便利な場所(土地)を買っておくことが大切です。そして中古住宅を探している多くの家庭(買主)が購入したいと思える魅力ある人気が出やすい間取り・設備・外観・外構の住宅にしておく、そこまでの意識を持つことが大切です。

【ハウスメーカー、工務店選びの大切さ】

上記のような詳細なことまで考えることができ、最高の間取り・家づくりを提案してくれるハウスメーカー・建築業者を選ぶことが大切です。

住宅展示場モデルハウスは、あくまでも当該ハウスメーカーの特徴やインテリアデザインを見せているだけのものです。料理することや、その給仕後片付け、ゴミストックと毎週3回のゴミ出し、洗濯と物干し、物干し後の畳みとその収納、LDKとトイレの行き来、1階と2階との行き来、来客時のお迎えやお茶出し、毎日の掃除(掃除機や雑巾かけ)、窓や雨戸の開閉、といった施主の毎日の生活を考えて作っているわけではありません。

しかし多くの施主は、きれいなモデルハウスや、おしゃれなモデルルームや、きれいなパンフレットや、きれいな図面といった表面のサービスだけに満足してしまい、それ以上のこと、すなわち一番肝心な「生活」を考えることがありません。結果、「95%が間取りをやり直したい」という現状につながっているのです。

注文住宅を建てる際は、かならず「生活」のことを熟考し、深く検討し、最高に住みやすい間取りをつくり、最高に便利な設備を選び、最高に安心な建材を選び、最高の家づくりをおこなえるよう、頑張ってください。

95%の施主のように「住んでから失敗だった」と後悔することは絶対避け、「私の家づくりは大成功だった」、「大満足だ」と思える結果になるよう頑張りましょう。そのためには、多くの施主の失敗から学び、最高の設計プラン計画・住まいを提案提供してくれる業者を選ぶことが大切です。

【新築リフォームをなさる方のサポート。設計。ハウスメーカー業者選び。工事監理、監修】

上記いろいろなことを書きました。しかし大半の施主様は結局は全てのことを考えきることは不可能ですし、「何がわからないのかが分からない」という状態になるのが普通です。実際、家づくりは「大変に難しい」と言わざるを得ません。

ハウスメーカー・施工会社との契約についても、大半の施主様が、「何を確認すればよいのか」が分かりません。私にご依頼いただけましたら、密なコミュニケーションをし、ご予算・建築費用・ご希望・ご要望に合わせた最高最善の家をご提供させていただきます。

家づくり、新築、リフォームに関しては、全国規模の活動、幅広い膨大な知識・アイデアを持っている上田までお気軽にご相談ください。上田は全国が業務範囲ですので、近い、遠方問わずご相談ください。もちろんご相談は無料でございますのでご安心ください。

上田への業務依頼は、間取りづくり・資金コスト計画から完成までという一括でも、あるいは間取りだけとか、インテリアデザインだけとか、外構だけとか、確認申請だけといった部分のみでも、対応させていただきます。

また対象物件は小さな看板などから、大きな施設まで、対応しております。

また上田仕事ぶりの様子は、「施主様のご感想お声ページ」をご覧いただき、施主様から上田への評価をご参照ください。「上田さんに依頼してよかった」というご評価をいただいております。

アドレス: ueda@uedayasumasa.com

PS:~2023年、家づくりの完全無料相談をご登録ご請求ご予約いただいた多くの施主様に対し、いろいろなコツを伝授させていただいたサイトを、過去メルマガにて配信いたしました。その内容を今回、一つのコラムとしてシェアさせて頂きました。

第3者の施工監理が必要です


茨城県の物件が着工しました(*´▽`*)/

すべての施工に共通することですが、施工会社さん・職人さんが間違えてしまうことはあります。
人間は完璧ではありませんので、間違えてしまうことは、あって当然です。
そのため、「監理」が必要になります。

3防湿シート全体2 *基礎の下に敷くべき防湿シートです。破れやすいので、必ず監理をし確認が必要です。

6ホールダウン金物 *基礎の配筋・金物です。それぞれのサイズ、本数、位置、等々、必ず監理をし確認が必要です。

養生2 *雨が降ると、鉄筋が錆びます。軽い錆びならまあ大丈夫なのですが、現場監督さまが気を利かして、ブルーシートをかぶせてくれました。信頼できるKさんです(*´▽`*)

建築家が入らない家づくりでは、この「監理をする人がいない」という状態なので、
施工ミスがそのまま修正されないことがありますから、注意してくださいね!(^^)!

土地購入、最大の注意を!


【土地購入での失敗】

住宅住まいの新築のため、土地を購入する人はたくさんいますが、それで失敗する人があまりのも多すぎます。

A 幹線道路沿いの土地を買った。


幹線道路は、当然、交通量が多いです。交通量が多いということは、当然、車の音がうるさいし、排気ガスが多い、ということです。
そういう土地に家を建てると、うるさいため、当然、窓を開けられません。そして、排気ガスが多いので、この意味でも、窓を開けられません。
うるさくて、空気が悪い・・・そんな家が住みやすいわけがありません。

そして、もし中古住宅として売却する必要に迫られたとき、土地が悪く売れないため、たとえ建築した家が良くても、売れない物件となる可能性があります。

そしてどうしても売りたい場合は、相場より安価にせざるを得ず、経済的に苦しい結果になります。

自分たち家族が一生住んでいく大切な場所地域なのに、そういう条件が悪い土地を買うというのが、不幸の始まりです。

B 川のそば、または山の麓の土地を買った。


川のそばの土地は、たいてい、地盤が弱いです。地盤が弱いということは、地盤改良にお金がかかる、ということです。
一見安価に見えても、地盤改良費を含めると、結構、高価になってしまったりします。
また、山の麓の土地は、山が崩れ、土石流でマイホームが流れてしまう、等々、最近よくそういうニュースが報道されています。

また、そういう土地は市街地から離れていることが多く、通勤通学が苦しくなったりもします。
自分たち家族が一生住んでいく大切な場所は、安全でなければなりません。なのに、そういう土地を買うというのが、不幸の始まりです。

C 相場より安い土地を買った。


「相場より安い土地」というのは、存在しません。それは、「問題があるから安い」んです。
日照が悪いとか、においがあるとか、道路の騒音や振動がある、等々、何かの問題があるから、安くなっているわけです。
自分たち家族が一生住んでいく大切な場所なのに、そういう土地を買うというのが、不幸の始まりです。

【土地購入で後悔する人々】

土地に関する豊富な知識を持たず、素人の判断だけで、おかしな土地を買ったあとに、その問題が分かり、後悔する人が多いですが、契約後はもうどうしようもありません。
「土地購入は最大級に難しい」ということをよく知っていただき、皆様は、後悔しないよう、充分注意してくださいね。

そして、A、B、Cの土地を、すでに買ってしまった人は、せめて、以下に、最大限注意してください。

A 幹線道路沿いの土地を買ってしまった場合。


騒音と周波数と振動調査をしてください。そして、専門家に、デシベル減少計算を依頼してください。そして、さらに、デシベル減少できる間取り・構造・建材を計画してください。
かなりのお金がかかりますが、仕方ありません。なぜなら、住宅用地として「欠陥品」を買ってしまったからです。

B 川のそば、または山の麓の土地を買っしまった場合。


地盤調査はもちろん、騒音と虫の調査をしてください。そして、災害の履歴や、災害傾向を調査してください。

C 相場より安い土地を買ってしまった場合。


その土地の「欠点」を少しでも減少できる間取り・構造・建材計画をしてください。簡単ではありませんが、出来る限りのことをしてください。

【良い物件の条件とは? 役立ちトップランキング】


良い土地、物件とは、例外はありますが、基本的には以下です。

・学校や会社に近い。あるいは少し離れてもスムーズに行き来できる条件が整っている。

・学校や会社がある沿線沿いにある。

・駅やバス停など交通機関に近い。おおよそ徒歩5分または徒歩10分以内。あるいは少し離れてもスムーズに行き来できる条件が整っている。

・価格が相場、妥当。

・土地や中古住宅を買いたいという希望者が「買いたい」と思えるような、すなわち売主から見れば、売却しやすい、人気がある地域エリアにある。

・将来なにかの都合で、自宅を賃貸物件として貸し出すとき、借りる人が「あのエリアに住みたい」「あの土地・家なら借りたい」と思えるような、すなわち売主から見れば、借りる人が多く、貸し出しやすい、自宅の利用活用に障害がない土地・家。

・新築工事やリフォーム工事の際、工事がやりにい形状・条件の土地。すなわち比較的スッキリとした形状の土地。

・南側に大型マンションなどがあり、日影になるリスクがない土地。

・近くにかなり古い中古マンションや賃貸マンションがあり、大地震で倒壊の可能性があり、その余波を受ける可能性がある土地。

・近くに、質が悪いアパートがあり、質が悪い人との付き合いが発生したり、耐火性能が悪く火災の可能性がある地域。

・将来もし自宅を店舗にしたり、事業用として活用するとき、店舗・事業所としても便利な地域。

・角地は昔から人気が高いが、角地だからこそのリスクもあります。たとえば、交通事故が発生しやすかったり、井戸端会議が発生しやすいなど。

・道路と高低差がない。擁壁を作る必要がなく、徒歩の外出も楽。

・隣家と密集していない。密集地だと騒音問題その他で、近隣との人間関係が悪くなりがちです。

・土地は、比較的すっきりした形状。→設計しやすい、工事しやすい。

・前面道路の車バイクの往来が少なめ。

・前面道路がある程度広い。6~8メートル。

・万一のとき、売りやすい地域、土地形状。→住宅ローンの担保としても優良=良い査定額が出=売買しやすい。

・自治会・町内会がうるさくない。会費が高くない。担当役が少ない。東京のように自治会町内会そのものが存在しなければベスト。

・近隣に携帯基地局や太陽光発電がない、または少ない。→オール電化住宅、太陽光発電、スマートメーター、携帯基地局、ワイファイ等々の電磁波による健康被害が急増しています。太陽光発電の電磁波は120メートルも飛びます。

・道路族がいない地域・分譲地。*道路族とは、道路で遊ぶ家族のことをこう呼びます。道路は人が歩いたり車が走る場所なのですが、キャッチボールやサッカーやバトミントン等々で道路を占有し、通行人や通行車を邪魔するかたがたのこと。

【良い土地・物件の探し方】


良い方法は、複数の不動産会社に声をかけておくことが大切です。

ネットやサイトに掲載されている土地物件を、自分で探すのも良いですが、良い土地はネットに出る前に売れてしまうものです。

「数うちゃ当たる」といいます。10件ほどの不動産会社に相談し、自分の希望を伝え、新着情報が入るたびに連絡してもらいましょう。紹介は無料なので遠慮せず気軽に相談しましょう。

「一戸建ての新築を考えており、おすすめの分譲地があったら、紹介してほしい」

「坪数は〇坪くらいで、金額は○万円くらいで、○駅から徒歩9~10分くらい」

「地域は、首都圏23区内」

「○小学校、○中学校から徒歩○分以内」

等々いって、自宅の電話番号やメールアドレスを渡しておきましょう。こちらはお客様であり不動産会社はご商売ですから、良い物件が出るたびに、サービスよく、すぐに連絡サポートしてくれます。

紹介してもらったら、地図を持ちすぐに現地に飛び、自分の目、耳、五感でしっかり感知し、その土地の利点と欠点とじっくり観察確認し、買う価値があるか検討しましょう。

利点と欠点を一覧にし保存しておくと、分かりやすいです。

【悪い土地を買ってしまった例】


私が実際に見聞きした例で、悪い土地を買ってしまった例を以下に書きます。皆様、失敗しないよう参考にしてください。

<全国、都道府県別>

・北海道:

東京という都会から、北海道へ移住した人。土地が安価だったので大きな土地を買い、一戸建てを建てたが、庭が広大すぎて、草抜きがとても面倒で、土地の管理がほとんどできない。

・東北(宮城県仙台市):

一軒家が10軒ほど集まった良い環境の分譲地だったが、子どもが少なかったため、我が子の友達があまりできないという理由でやめてしまった。数年たち、それ以上の良い土地が見つからず、後悔されている。

・関東(千葉県):

人気の高い地域は、売り土地が少なく、仕方なく、かなりの高額で買うしかなかった。

・東京都:

売り土地が少なく、やっと見つけた土地は、坂が多い地域だった。購入後、家の設計に入ったが、道路との高低差を解消するため、擁壁が必要で、それに500万円ほどかかることが分かった。結局そのお金がなく、家を建てられず、土地を転売しようとされている。

・埼玉県:

比較的閑静な地域で購入。現地調査をしたところ、隣家の犬がうるさかった。

・神奈川県:

上述した東京都物件と同じで、擁壁に数百万円かかることが、購入後、判明した。

・茨城県:西道路の宅地を購入。その地域は冬、西風が強く、玄関ドアを西に配置して、「風が強くてドアを開けられない」というトラブル。

・東海(静岡県):

東海道本線の線路沿い。電車がうるさいことをその施主様はあまり意識がなく、買ってしまった。

・愛知県:

隣家のピアノがうるさかった。

・関西(滋賀県):

雪が多い地域で、家もカーポートも積雪対応にする必要があるが、それをご存知なかった。積雪対応の家やカーポートは一般より高価になります。

・京都府:

京都は盆地で、冬、底冷えします。他県の人だったのでそれを知らず、普通グレードの家を建て、寒くて後悔されている。

・兵庫県:

眺望の良さを気にいり、坂の多い地域の土地を購入。子ども達は徒歩通学で苦労している。夫妻も徒歩での外出時は苦労している。

・中国地方(広島県):

川の近くの土地を購入。蚊や小さな羽虫が多く、窓を開けられなくて後悔。

・九州(福岡県):

山の近くの土地を購入。鳥の声が早朝からうるさい。鳥の糞害で悩まされている。

【素人判断が、不幸のもと】

上記のうちいくつかの施主様は、私の著書を読まれている施主様だったので、買う前にご相談いただきたかったです。

土地や家は、人生で一番高価な買い物です。素人判断で買うことのリスクを知ることが、とても大切と思います。

 

測量、境界(筆界)トラブル


家を建てるさい、測量図がない場合があります。

家を建てるには、建築確認申請をする必要があり、
そのためには、本来は、境界は確定させるのが適正です。

しかし、現実には、建築確認申請の際、行政または建築確認機関は、
境界確定されているかどうかまではチェックしないので、
結果、境界確定させないでも、建築確認申請は通ってしまう、という現状があります。

そのため、本来は、境界確定させるのが適正ですが、
「しなくても通る」ので、「じゃあ、安価にするために、境界確定は、しないでおこう」、
となることが多いです。

ただし、あとあと、近隣からクレームなどで、トラブルになることはままあります。
私の叔母は、境界確定せずに、新築を建て、完成時に、隣家から、
「この部分は、うちの土地。おたくの軒がはみ出ているから、直してください」

というクレームをつけられ、トラブルになったことがあります。

すったもんだの後、
1、土地は隣地さんの言う通りとする⇒約30万円分の土地を、隣地さんに譲ったことなります。
2、叔母の家の軒が出ている部分は、この建物を解体するまでは、許容してもらう。
という条件で、解決になりました。

軒を直すには、おそらく100万円ほどの出費になりますし、
裁判にでもなれば、それ相当の弁護士費用と、結構な時間をとられることになるため、
1は許容し、2は許容してもらい、なんとか解決したわけです。

最初に、境界確定しておけば、30万円ほどで済んだのですが、
結局、あとで境界確定はすることになり、30万円がかかり、
合わせて60万円の出費になりました。

土地は、財産なので、簡単に、「ああ、そうですか」と済むことはなく、
たいていは、近隣トラブルになり、あるいは裁判にまで発展することは少なくありません。

そういうトラブルを知っているため、私としては、
お金はかかっても境界は確定させるべきと思っており、
「トラブルを回避する保険」という意味でも「確定させるべき」、と思っています。

ちなみに、経験深い行政マンや建築士は、私と同様の考えを持っている人は多いです。

ただ、お金をお出しになるのは、施主様ですので、
建築士としては、施主様の判断・決定を、優先することになります。

本来、土地は、境界が確定されているのが基本です。
「確定されていない」というのが、そもそもおかしいのです。
先祖代々の土地なら、本来は、先祖が隣地地主と、境界をはっきりと決めておくべきなのです。
それをしていないから、私の叔母のように、筆界トラブルに巻き込まれ、
お金を損してしまう人が発生するのです。

本当は、法律で、そこまで決めてしまえば、問題は発生しないのですが、
穴のある法律は、この他にも沢山あるものです。

自分がトラブルに巻き込まれないためにも、そして、
自分の子や孫に、そのリスクを残さないためにも、
境界は、確定させておくのが正しいのではないか?
と私は思います。

展開図を作らないから、失敗します


蕨市の新築です。
設計が終わり、そして解体が終わり、やっと着工です!(^^)!

図は展開図です。展開図を作らないハウスメーカー・工務店が大半ですが、 これが、トラブル・施工不良の大きな原因です。

展開図

家づくりでは、本当に多くの人が後悔しているのが現状です。
日経ホームビルダー誌のアンケートでは、実に、「86%が後悔」と回答しています。
後悔を避けるため、必ず、展開図を作ってくださいね!(^^)!

 

ハウスメーカー・工務店の選び方7


皆さん、こんにちは~!(^^)!
間取り先生で~す(≧▽≦)

以下のような工務店があるので、注意してくださいね。

◎少しでも儲けようとする

たとえば、他の方法をすれば、安く済むのに、それをせず、
業者が儲かる方法で対応する業者があります。

たとえば、施主が「引っ越し荷物を捨てたいので、有償でいいので、お願いできますか?」と言った場合、
親切な業者なら、以下のようにするでしょう。

「施主様が自分の名前で、市のごみ捨て場に持ち込む場合は、無料になります。
うちのスタッフを一人、トラックを運転させて、ごみの積みこみをさせます。
施主様は、積み込みの指示と、ごみ捨て場までの同行をしてくだされば、
半日ほどの時間をいただきますが、ごみの処分代は無料になります。
ただ、うちのスタッフとトラックの費用として、3万円ほど頂けると助かります」。
などという対応をしてくれます。これなら3万円と半日の作業で済みます。

しかし、儲けに走る業者は、産廃業者に任せて、ピンハネをします。
産廃業者にやらせると、例えば8万円だったとします。 そこに例えば5万円ほどの利益を載せて、13万円を施主に請求するのです。
親切な業者なら3万円+半日で済むのに、儲け業者だと、13万円にもなってしまうのです。

なお、こういう業者は、信用・口コミでは仕事をとれないので、新規顧客に全力を注ぎます。
そのため、契約まではとても感じ良く接客するので、多くの施主は騙されて契約してしまうのです。

皆さんは、失敗しないように、慎重に、素晴らしい業者さんを選んでくださいね~!(^^)!

ハウスメーカー・工務店の選び方5


皆さん、こんにちは~!(^^)!
間取り先生で~す(≧▽≦)

以下のような工務店があるので、注意してくださいね。

◎不当請求する(1)

施主様の大半は、建築費の相場は分かりませんし、建材のことも分かりません。
そこを悪用する工務店がいるのです。
契約後、以下のようなことをして、不当に儲けようとします。

「〇様、契約で、Aという商品を選んでくださったのですが、
構造上、使えないことが分かりました。
そこで、少し高くなるのですが、Bに変更いただきたいのです。」

*このように、あたかも事故的な感じで言ってきますが、実は計算済みです。

施主が「いくら?」と聞くと、「はっきりと分からないのですが、数万円位です」と答えます。
そして、うやむやのうちに施工してしまい、「ちょっと高くて、8万円しました」などと、わざと高く請求するのです。
施主としては、不満だとしても、払わないわけにはいきません。
払わなければ、工事をストップされる可能性があるからです。

「工期が何年になってもいい」とか「裁判になってもいい」という施主なら、
話し合い・係争を続けるでしょうが、大半の施主は仮住まいしているので、
工期が遅れると家賃は増えるし、裁判になれば、それこそ多大な費用がかかるため、
大半の施主は泣き寝入りするのです。そしてそういう工務店はそれを知っているので、
確信犯的にそれをするのです。

なお、こういう業者は、信用・口コミでは仕事をとれないので、新規顧客に全力を注ぎます。
そのため、契約まではとても感じ良く接客するので、多くの施主は騙されて契約してしまうのです。

皆さんは、失敗しないように、慎重に、素晴らしい業者さんを選んでくださいね~!(^^)!

ハウスメーカー・工務店の選び方4


皆さん、こんにちは~!(^^)!
間取り先生で~す(≧▽≦)

先日、地元で講演をしたのですが、そのお客様のお一人が、
「◎工務店に依頼しようと思っている」とおっしゃいました。

◎工務店は、滋賀の建築業界では悪名高く、
誠実な建築業者は付き合いしないのですが、
こういうことは、施主様にはあまり分かりません。

少しやくざなところを持っているので、◎工務店の顧客も、我々同業者も、
口に出すと、やられるので、言えませんし、ネットにも出しません。

そこで、「私(上田)に依頼くだされば、良い設計をして、良い工務店をご紹介しますよ」
とお伝えしたのですが、
「もう何度も打ちあわせしてもらっているし、契約金が安かったので、今更ことわるのは悪い」
ということでした。

今後、その方は、いろいろな種類の苦労をされると思いますが、
◎工務店さんを信用しておられるので、悲しいことですが、致し方ありません。

皆さんは、失敗しないように、素晴らしい業者さんを選んでくださいね~!(^^)!

ハウスメーカー・工務店の選び方3


皆様、こんにちは~(^^)
間取り先生、こと、上田やすまさで~す(^^)/

今日は、「ハウスメーカー・工務店の選び方3」です。

前回は、「相手を見極める質問をしてください」と言いました。
では、相手の「何を」「どこを」「みきわめるのか?」という話です。

みきわめる点は、以下です。

1、サービス力
2、提案力
3、建築技術
4、人柄
5、理念

今日は、上記1に関してのお話をしますね。

建築というのは、たくさんの分野があります。
お客様対応(担当者)、意匠設計(デザイナー又は間取りプランナー又は建築士)、
構造設計(建築士)、見積もり(積算担当者)、各種申請(建築士)、
施工管理(現場監督)、アフター担当者、
上記すべての責任を負う人(社長)

上記8分野を、たとえば「3人ほどで受けもっている」
などは、あまりにもマンパワーが悪いです。
最低でも、4人以上の担当者がいてこそ、
充分なサービス・対応ができますから、まずは皆様は、
「1軒の物件につき、4人以上の担当者が付くかどうか?」
をみきわめましょう

*1人が複数の職種を兼ねる、ということは、よくあります。
建築士が見積もりをする。
現場監督がアフターをする、等々。

今後も続々とアップしていきますね。(^^)/

間取り先生

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